片岡大育プロ直伝・冬の飛距離アップ大作戦!【9】ダウンスイングでは腰を思い切って回しましょう!

片岡大育プロによる“飛ばし”レッスン。フェアウェイウッド編3回目は、ダウンスイングについて説明します。

トップやチョロ、ダフリといったミスが出る人は、ダウンスイングで腰を目標方向に突き出していることが少なくありません。思い切って腰を回してみるだけで、ミート率がアップするんです。

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◆背中の角度をキープしながら、腰を開きましょう

インパクトでアドレスのときよりも体が起き上がるとどうなると思いますか? 両手の位置が高くなってしまうため、クラブヘッドがアドレスよりも高い位置に戻るので、ボールの頭を叩いてしまいます。その結果、トップやチョロが出ます。まずは、上体が起き上がらないことを意識しながらクラブを振ってみましょう。

アドレスとインパクトで上体の前傾角度が変わらなければ、ミート率がアップするので、飛距離だけでなく方向性もアップします

インパクトで上体が起き上がる人は、同時に左腰を目標方向に突き出すような形にもなりがちです。この形になると、ボールをすくい打つしかないため、クラブを下ろすタイミングが早ければダフリ、遅ければトップといったミスが出ます。フェアウェイウッドが上手く当たらないという人はインパクトの形を一度チェックしてみましょう。

上体が起き上がって、左腰を目標方向につき出すと、クラブヘッドが下から入るので、ダフリなどのミスが出ます

上体の前傾角度をキープするためには、思い切って腰を回すことです。ダウンスイングでは、 胸をボールに向けたまま、腰を素早く回転します。その結果、インパクトで両手の位置が高くならず、軽いダウンブローでボールをとらえることができます。インパクト前に腰が目標を向いてもいいぐらいの気持ちで回しましょう。

腰を思い切って回すことで上体の起き上がりを抑えられるため、アドレスの位置にクラブヘッドが戻りやすくなります