結局どれが正解? キャディバッグの失敗しない選び方【サイズ、素材、デザイン】

キャディバッグは、通常1つを長期間使用するもので、多くの人が4〜5年ほど使っています。ゴルフ用品の中でも高価な部類に入るため、後悔しないように購入前に失敗しないポイントを押さえておきましょう。キャディバッグの購入を検討している方は、この記事で紹介する5つのポイントをチェックしておくと理想の一本が見つかりますよ!

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【1】持ち運びやすい大きさ・軽さ

女性ゴルファーにとって、キャディバッグは持ち運びしやすいものがおすすめです。トランクからの積み下ろしや練習場など、キャディバッグを持ち運びするシーンは意外にも多く、自分でスムーズに持ち運べるサイズ感はマストな条件です。

まずサイズは「〇型」と表記されていて、バッグを上から見たときの長いほうの直径で選びます。この大きさは「クラブが何本入るか」の目安です。

初心者のうちはクラブを14本入れていても恐らく全部使えないので、10〜11本入るサイズで十分でしょう。おすすめは8.5型〜9型。8.5型は10〜12本入れるのにちょうどいい大きさです。先々のことを見据えて大きめを持っておきたい人は9型なら11〜13本入ります。

大きさと合わせて重量もチェックしておきましょう。キャディバッグ本体の重さだけでなく、収納するクラブやボール、そのほか小物類を合わせて自分が持てる重量にしなければなりません。一般的に女性が持ち運びできる重さはトータルで10Kg以内が目安になり、バッグ本体は3Kg以下が良いでしょう。

また、あまりにも軽すぎるキャディバッグは安定感がなく、入れているクラブの本数が少ないときに倒れやすいので要注意。キャスターが付いているタイプはバッグ本体が重くなるものの、転がして持ち運べるので非力な人におすすめです。

【2】クラブを衝撃から守る素材

キャディバッグの素材は、エナメル、合成皮革PU(ポリウレタン)、ナイロン、ポリエステルなどが主流です。クラブを衝撃から守り頑丈に作られているのは合成皮革やエナメル素材で、高級感もあります。エナメルタイプは傷が入ったとき目立つため、こまめなお手入れが必要になるかもしれません。
ナイロンやポリエステル素材は軽量なものも多く、デザインもカジュアルなイメージ。スポーティなコーディネートにも合わせやすくお手頃な価格のものも多いので、ビギナーにはおすすめです。

デニム素材や帆布などを用いたデザイン性の高いキャディバッグもありますが、外からの衝撃を受けやすい場合があるので注意が必要。実際にクラブが傷ついてしまったり折れたりすることもあるので、初めてのキャディバッグ選びには“素材”をよくチェックすることをおすすめします。

【3】仕切りの数は6分割

仕切りの数はキャディバッグの大きさによって大体決まっています。中型のタイプは6分割のものが多く、バッグが大きくなると8分割や14分割のタイプもあります。

仕切りが多いとクラブ同士のぶつかりを防げますが、クラブをバッグに戻すときに1本ずつ決まった場所へと戻さなくてはならず、スロープレーにつながるのでビギナーには実はあまりおすすめできません。

パター、ウェッジ系、ショートアイアン、ロングアイアン、UT&FW、ドライバーのような組み合わせで分けるとちょうどいいので、6分割のタイプがおすすめです。

【4】ポケットの数や位置

キャディバッグに入れるのはクラブだけではありません。ボール、ティ、マーカー、防寒・レインウェア、タオルなど、小物を入れるポケットが丁度いい位置にあるとスムーズにラウンドできます。

初心者の間はラウンドに慣れていないので、ティやマーカーがすぐに取り出せずプチパニックになることも。特にボールやティがサッと用意できないと、同伴者を待たせてしまいさらにパニックに! ということも考えられます。

初心者のうちはボールをロストする可能性が高いので、10〜15個程度入る大きめのポケットはマストです。ほかの小物とは別にボールだけを入れるポケットは確保しておきましょう。ティやグリーンフォークを入れる小さなポケットは、キャディバッグの高い位置にあると取り出しやすく便利です。あとは予備のグローブ、レインウェア、タオル、サニタリー用品を収納できるポケットも欲しいところ。

また、ゴルフシューズをキャディバッグに収納できるスペースがあると、手荷物を減らせるので、あると便利です。

【5】気に入ったデザイン

キャディバッグを選ぶポイントで最も重要なこと、それは「見た目が気に入っているか」です。色やデザインが気に入っていれば、持っているだけで自然とテンションが上がります。キャディバッグをゴルフファッションの一部として取り入れると、ラウンドや練習がますます魅力的に感じられるでしょう。

ゴルフメーカーが販売している商品は機能性や耐久性に優れていて、他のゴルフ用品と揃えるなどのコーディネートができます。アパレル系が販売しているタイプは、デザインが可愛く「ほかの人と被らない」「目立つ」ので、お気に入りの1点が見つかるでしょう。ウェアとブランドを合わせるのもおすすめです。

キャディバッグは「自分の気に入ったものを」選ぶこと! 

キャディバッグを選ぶときは重量や機能性などいくつかのポイントをおさえ、自分の気に入ったものを選びましょう。ストレスに感じるほど重かったり持ち運ぶたびに傷が入ってしまうものは避けて、あとは好きなデザインや色を選ぶことが「失敗しないコツ」です。

もし、すぐにラウンドする予定がなくしばらくは練習を頑張る! という人は、クラブが5本程度入る練習用のクラブケースを持っていると持ち運びしやすいですよ。

取材・文/夢書房

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