シャフトメーカーの老舗「グラファイトデザイン」がリリースしている最新モデルが『TOUR AD VF（ツアー エーディ ブイエフ）』です。赤いアクセントカラーが特徴で、ゴルフ界のレジェンド、タイガー・ウッズ選手が愛用して、話題となっています。これだけを聞くと、パワーのある男性ゴルファー向けのシャフトに感じられますが、実はスライスや飛距離不足に悩む女性ゴルファーにぜひ使ってほしいモデルなんです。
◆スペックを合わせれば、女性ゴルファーの飛距離アップにつながる
スコアアップを目指す女性ゴルファーが今、注目しているアイテムが「シャフト」です。女性ゴルファーを対象にしたアンケート調査でも、約20%の女性が「リシャフト」を経験しており、ゴルフの悩みを解決するための有効な手段として定着しつつあります。
シャフトは、クラブヘッドとゴルファーをつなぐ重要なパーツですから、自分に合ったモデルを選ぶことが大切です。メーカー各社が展開しているカスタムシャフトは、吊るしのクラブに装着されている純正シャフトと比べて、高性能な素材がふんだんに使われ、飛距離アップや方向性の向上といった結果が出るだけでなく、スイングした時のフィーリングも非常に心地良くなっています。
今回は女性ゴルファーのリシャフトにおすすめなモデルとして、グラファイトデザインの『TOUR AD VF』をご紹介します。
グラファイトデザインは、ツアープロや上級者から高い支持を受ける老舗シャフトメーカーです。その最新モデル『TOUR AD VF』は、赤いアクセントカラーが特徴的で、ゴルフ界のレジェンド、タイガー・ウッズ選手を始め、多くのプロが使用するなど、人気となっています。シャフト本体価格は46,200円（税込）。スペックも豊富に用意されており、40グラム台のR2フレックスから70グラム台のTXまで選ぶことができますし、実はシャフトの特性的にも女性ゴルファーに最適なモデルなのです。
◆飛距離を伸ばしながら、スライスを直す効果もある
『TOUR AD VF』の特性について、より詳しく解説していきましょう。
メーカー公式HPを見ると、「強く叩けて軽やかに振り抜ける元調子進化系」というキャッチフレーズが付けられています。通常、元調子系のシャフトはタイミングが取りやすく、方向性が良い一方で、飛ばすにはパワーが必要だと言われます。しかし、『TOUR AD VF』は、手元側を軟らかくすることで切り返しのタメを作りながら、ダウンの途中からはシャフトの中間部から先端が緩やかにしなることで、ヘッドがスムーズに走ってくれますので、安定してつかまったボールを打つことができます。これが「進化系」と銘打たれている理由で、元調子系シャフトのメリットを残しながら、デメリットを解消したモデルとなっているわけです。
同時に、先端部分の広範囲に強度の高い高性能なカーボン素材を使っていますので、インパクトで芯を外しても飛距離が落ちにくくなっています。パワーはあるけど、スイングが安定しない女性ゴルファーが使えば、飛距離と方向性を両立した安定したティショットが打てるようになるでしょう。
それだけでなく、スライスに悩む女性ゴルファーにも『TOUR AD VF』はおすすめです。手元の軟らかさがあることで、自然にクラブをインから下ろしやすくなりますし、ヘッドが走ることでフェースが開くのを防いでくれます。スライスを矯正することで、インパクト効率が劇的に高まりますので、大きな飛距離アップも夢ではありません。
一見すると、ハードなアスリートモデルに見える『TOUR AD VF』ですが、女性ゴルファーが飛距離を伸ばすために必要な性能が詰まったシャフトですので、ぜひ一度試してみることをおすすめします。
取材・文／田辺直喜
