飛距離が伸びる! カッコいい! マネしたい! ゴルフをする女性なら誰もが憧れる人気女子プロゴルファーたちのスイングを、連続写真をもとにプロコーチ・大西翔太氏が解説。女性ゴルファーにもマネできるポイントも教えてもらいました!
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◆国内女子では3位の253.41ヤード!(2019年度)
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◆身長を生かし、フットワークを効率よく使った飛距離と方向性を両立するスイング
167cmの長身を生かし、スリムながら250ヤード越えの距離を飛ばす松田プロは、なんといっても下半身の筋肉を使ったスイングが魅力。
下半身、特に出力が大きくなる足の大きな筋肉を使い、エネルギーを効率よく使っています。これが、力みがなくコンパクトに見えるのに、誰よりも大きく飛ばせる理由です。
マネしたい、ニュートラルなアドレス
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肩幅より少し広いスタンス。グリップはスクエア。力みも感じられず、とてもニュートラルなアドレス。このイメージはぜひマネしてほしいですね。
ティがとても低いですが、これは球を上げ過ぎたくないためでしょう。ティを高くするとボールがより上がりますが、曲がり幅も大きくなります。みなさんも、ティの高さによって球筋が変わることを覚えておきましょう。
フェースがボールに向いたまま、遠くにタテに上げていく
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手の位置をカラダの正面から外さないまま、遠くに、タテに上げています。右わきを締めすぎていないのは、トップをコンパクトに収めたいからでしょう。
フェースはボールを向いたままで開いていないところもポイント。みなさんもぜひ意識してみてください。
飛距離と方向性を両立する超コンパクトなトップ
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びっくりするくらいトップはコンパクトです。それでも飛ばせるのは、下半身の筋肉を使った馬力があるから。
後方から見ると、左腕、左手首、クラブがきれいに一直線になっています。トップをコンパクトにすると、フェースの管理がしやすくなり、方向が安定します。
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少し沈み込み、左ひざで溜めたパワーを受け止める
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アドレスからトップまで浮かなかった上体を、ダウンでは少し沈み込ませて一気にインパクトへとパワーを伝えようという動きです。
左ひざの位置が目標方向に、少しガニ股気味になっているのは、大きなパワーを受け止めるために踏ん張れるから。内股だと、踏ん張ることが難しくなります。
地面反力を使った、飛距離を生むインパクト
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左足を踏み込むことで得た地面からの反力を、スイングのエネルギーに変えています。
頭の位置は、ボールのあった位置より右側(ビハインドザ・ボールといいます) の状態でインパクトを迎えています。
このように、ヨコへの動きではなく、反力を使ったタテの動きをすると、前掲角度がキープさせるので、方向性が安定しヘッドが走って大きく飛ばすことができます。長身と強い筋力が十分に生かされているので、大きな飛距離が生まれるわけですね。
頭が残ったアークの大きいフォロー
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右手とクラブが一直線で、アークもとても大きいですね。フェースの管理もしっかりできています。
頭とクラブが引っ張り合っているので、頭が右に残っています。頭が残らず上体が前に突っ込んでしまうと、飛距離が出ないだけでなく曲がりやすいので注意しましょう。
クラブがきれいに収まった、カッコイイフィニッシュ
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フットワークでのパワーをうまく使った松田プロの、抑え目なフィニッシュから、方向性を重視したスイングだということがわかります。
スイングの最終地点であるフィニッシュから、逆算することで学べることもあるので、みなさんもぜひ、プロのフィニッシュにも注目して、マネしてみてくださいね。
◆松田プロのスイングをコマ送り動画でチェック!
◆教えてくれたのは…
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指導/大西翔太プロ
1992年生まれ、千葉県出身。ティーチングプロ。青木瀬令奈プロのコーチ兼キャディとしてツアーに帯同する傍ら、女性やジュニアなど、幅広い層のアマチュアにもレッスンを行う。「ゴルフをメジャースポーツに☆」がモットー。(インスタグラムアカウント @shota.ohnishi)
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松田鈴英プロ
1998年生まれ、滋賀県出身。167cm。10歳でゴルフを始める。高校卒業後はキャディのアルバイトをしながらプロを目指し、2017年、二回目のプロテストで合格。ルーキーイヤーの2018年から2年連続でシード権をキープ。2019年度賞金ランク32位。クラブ/ブリヂストン ウェア/アンパスィ 所属/ニトリ instagram@reimatsuda01
取材・文 たかはしよし子