【渋野日向子プロがお手本】片手打ち練習のホントにホントの効果【左手練】

「スイングチェック、スイング作りをするうえで片手練習はとても重要です」というのはツアープロコーチの石井忍。実際、ほとんどの女子プロが今でも練習前のルーティンに取り入れているそう!彼女たちがどこに気をつけて練習しているのか、その実態を聞いてみました♪

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◆【石井忍のアドバイス】右手と左手の役割を再確認しましょう

スイングチェックに効果的な片手打ちですが、やみくもにボールを打っているだけでは意味がありません。まずは左手と右手、それぞれの役割を理解することが大切です。左手は「リードアーム」と呼ばれ、右手をリードしながら、体にためたエネルギーをクラブに伝える役割があります。つまり主体になるのは右手ではなく、左手ということになります。

一方、「トレイルアーム」と呼ばれる右手は、左手をガイドする役割があります。左手だけでは腕がターンしすぎてしまうため、ローテーションに制限をかける働きがあるのです。また、右手をうまく使えばインパクト剛性が高められミスヒットに強くなります。右手は「縁の下の力持ち」ですね。それぞれの役割を理解したうえで片手練を参考にすると、より効率的にレベルアップできますよ。

◆おなかで上げておなかで下ろす!

手先を使ってクラブを上げず、左ワキ腹をねじり上げる感覚でバックスイングします。ダウンスイングは、右手練と同様に右ワキ腹で球を押し込むイメージです。また、左手の小指でしっかりクラブを握っておくことも大切です。

◆教えてくれたのは…

渋野日向子プロ

1998年11月15日生まれ/2018年プロテスト合格

2019年度「全英女子オープン」優勝、国内ツアー4勝、賞金ランク2位/岡山県出身/サントリー所属。

解説・指導  石井 忍 いしい・しのぶ

74年生まれ、千葉県出身。

数多くのツアープロのコーチを務める一方で、アマチュアの指導にも力を入れている。エースゴルフクラブ主宰

ALBAドライバー・アイアン・アプローチぜんぶ女子プロに教わろう! 2020年版掲載 編集/島村涼 撮影/相田克己 岩本芳弘 上山敬太 河橋将史 佐々木啓 鈴木祥 福田文平 富士渓和春 村上航 山上忠 米山聡明

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