ステージが上がる!ウェッジ講座【7】アゴの高いバンカー

ひたすらウッドでグリーンに寄せたら、アプローチで乗せて、2パットで上がれば上出来! これが多くの女性のゴルフ。でもこれって絶対パーは取れない計算。なんだか夢がない…。そんな女性は今すぐトライ! アプローチを知れば、ゴルフが確実に変わります。

構え方を少しアレンジするだけで、キャリーとランの幅が広がるのがアプローチの醍醐味。大切なのは、カラダの重心とアドレスだけ。いろいろ試してアプローチ名人を目指しましょう!

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しっかりボールを上げたい!アゴの高いバンカー

もっともプレッシャーがかかるのが、自分の身長を超すほどアゴの高いバンカー。ただでさえ威圧感があるのに、“ボールを上げなくちゃ”という気持ちが、さらにミスを誘発させますが、構え方と振り抜くイメージさえ知っていれば、クラブが勝手にボールを上げてくれます。この時だけは、ピンに寄せたい欲を捨て、“一発脱出”だけを考えましょう。

キャリー:ラン=2:1

基本のスイング

飛球線方向にテークバックしたら、オープンにしたスタンス方向に振り抜く。ボールを上げようとするとすくい打ちになるので、フォローは低くとるイメージで振るとミスになりにくい。

右足重心でボールは真ん中

ほとんどのアプローチは左足重心でも、アゴの高いバンカーだけは別。しっかり砂に埋めたら、右足重心でアドレスするのが正解。フェースは開いてオープンスタンス。

指導/菊地明砂美プロ

1985年生まれ、北海道出身。親の影響で10歳からゴルフを始める。2010年にプロテスト合格。レギュラーツアーシード権を目指し、ステップアップツアーで奮闘中。今年から、ツアープロコーチ石井忍プロ主宰の「エースゴルフクラブ」で幅広いゴルファー相手にレッスンを行う。妹は菊地絵理香プロ。遠藤電設所属。

Regina 2019年初夏号より抜粋 撮影/村上悦子 エディター/たかはしよし子 撮影協力/カレドニアンゴルフクラブ