【40位以内】【50位以内】【75位以内】で天国と地獄!?ロレックス女子ゴルフ世界ランキングってなに?【数字でスゴさを読み解く国内女子ゴルフツアー】

国内女子ツアー第15戦「宮里藍 サントリーレディスオープン」では、岩井千怜プロが2位以下に5打差をつける通算23アンダーで今季2勝目、ツアー通算4勝目を飾りました。その結果、メルセデスランキングでは2位に、ロレックス女子ゴルフ世界ランキングでは42位に上がりました。6月末で50位以内に入っていると、アムンディエビアン選手権への出場権を与えられます。ところで、ロレックス女子ゴルフ世界ランキングってどういうものなのでしょうか。

今回もゴルフにまつわる「数字」をヒントにその魅力を解説していきます! これさえ読めば、もっとゴルフがしたくなる! 観戦が楽しくなるはずです♪

◆畑岡奈紗プロ、古江彩佳プロ、山下美夢有プロらが上位にランクイン!

 画像/Getty Images

「ロレックス女子ゴルフ世界ランキング」とは、その名の通りプロアマ関係なく、世界中にいる女子ゴルファーを強さ順に並べたランキングです。

えっ、それじゃあ自分は何位なのかしら? と思うかもしれませんが、ランキングの対象となる大会に出場していなければ、ランキングには反映されません。

対象となるのは、日本女子プロゴルフ協会、同ステップアップツアー、全米女子プロゴルフ協会、エプソンツアー、中国女子プロゴルフ協会、台湾女子プロゴルフ協会、韓国女子プロゴルフ協会など10ツアーの公式大会です。ただし、直近の2年間104週の間に最低1試合は出場していなければいけません。

面白いのは、たとえ1打でも打っていれば出場とみなされることでしょう。

したがって、どんなに実績のある選手でも、過去2年間に一度も対象の試合に出場していなければ世界ランカーとはなりません。逆に、出場さえしていれば、たとえ0.00ポイントでも世界ランカーになるというわけです。

調べたところ、現在の最下位は1595位で、先日入籍を発表された福島浩子プロでした。

現在、1位に輝くのは韓国のコ・ジンヨンプロ。日本選手では16位に畑岡奈紗プロ、17位に古江彩佳プロ19位に山下美夢有プロがいます。さらに下を見ると、40位に笹生優花プロ42位に岩井千怜プロ47位に渋野日向子プロがいます。

千怜プロはおそらく今月末までトップ50をキープできそうですが、そうなるとアムンディエビアン選手権の出場権を得られます。「宮里藍 サントリーレディスオープン」の優勝でAIG全英女子オープンの出場権をゲットしましたが、おそらくどちらも出場すると予想されます。

ここで海外メジャーとロレックス女子ゴルフ世界ランキングの関係を整理しておきましょう。大会開催1カ月前と直前のランキングで40位以内に入っていると、シェブロン選手権と全米女子プロ選手権に出場できます。さらに、大会エントリー締め切り時点と開催直前のランキング75位以内だと全米女子オープンに、開催1カ月前のランキング50位以内にはAIG全英女子オープンの出場権が与えられます。なお、オリンピックの出場を決めるオリンピックランキングもこの世界ランキングがベースになっています。

◆各大会のポイントはどう決まる? 

ロレックス女子ゴルフ世界ランキングが、各トーナメントの順位に応じて得たポイント順ということはおわかりいただけたはずです。でも、そのポイントはどのように決めるのか、今イチ、分からなかったりします。

ロレックス女子ゴルフ世界ランキングのホームページで確かめてみると、大会ごとのレベルに応じて、与えられるポイントが異なるそうです。確かに日本のステップアップツアーと全米女子オープンが同じポイントでは不平等ですからね。

集計の対象となるのは、“過去2年間104週の間に稼いだポイント数”です。その中でも、直近13週での結果が強く反映されるとのこと。残りの91週については毎週一定数のポイントが引かれます。総獲得ポイントを104週の間に出場した対象試合数で割った数がトーナメントごとの平均ポイントとなり、選手はその数字によってランキングされます。

ということは、メジャーではなくても13週以内に複数回優勝すると、一気に順位が上がるかもしれませんね。

また、大会ごとのポイントについてですが、やはりメジャー5試合が最も高いようです。大会ごとのランキングは、上位の選手がどれだけその大会に出場しているかどうかが関係してきます。公式ホームページではUSLPGAツアーを例に挙げていますが、ランキング400位以内の選手及び、前年度の賞金ランキング30位以内の選手が何人出るかによって、ポイントを獲得できる人数とポイント数が決定します。ちなみに、メジャー大会では決勝ラウンドに残った選手全員にポイントが付与されるそうです。

海外挑戦が「当たり前」になりましたが、日本にゆかりのある選手は世界ランキングを上げてもらい、海外メジャーでも次々と活躍してほしいですね。

取材・文/山西英希

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