冬のゲレンデでの男性は、何割増しもカッコよく見えるという「ゲレンデマジック」。そんなゲレンデマジックに似た現象として、女性ゴルファーなら「ラウンドマジック」にかかったことのある人もいるかもしれません。
それまでは恋愛対象ではなかったのに、プレー中のちょっとした振る舞いや仕草で「え！いいかも♪」と、ドキドキさせられる男性って、いますよね。しかし、ラウンド中には意外なほど“マジック”がかかりやすいことから、そんな淡い恋心が、単なる錯覚であることも……。
魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、女性ゴルファーがラウンドマジックにかかりやすい瞬間をお話します。
1：ナイスショットの連発
真剣にゴルフに向き合っている女性ゴルファーほど、自身の上達に向けて、研究にも熱心ですよね。だからこそ、上級者である男性ゴルファーとのラウンドでは、彼らのスイングを凝視して、学ぼうとする意欲も旺盛になりがちでしょう。
そして、そんなシーンでナイスショットばかりを見せつけられる（？）と、思わず「わぁ。かっこいい！」「素敵すぎる！」となるのも女心。日頃から「ゴルフが上手な人と付き合って、教えてもらいたい♪」と思っている女性ほど、ナイスショット連発な男性は何割増しにも素敵に映りがちです。
2：ミスへのフォローが完璧
初心者の女性ゴルファーほど、ラウンド中にはミスも頻発しますし、プレーファストを心掛けていても、遅延プレーになりがちです。そんなときに、イライラを隠さない男性ゴルファーも少なくない中で、初心者の女性へのフォローが上手な男性がいると、頼もしいですよね。
そしてラウンド中には、そんな男性のやさしさに惹かれやすいのも女性の心理。「なんてやさしい男性なの！」「紳士的でかっこいい…」と、何割増しにも素敵な性格の持ち主に見えやすいでしょう。
3：教えるのが上手
初心者の女性ゴルファーほど、ラウンド中にちょっとしたゴルフのポイントを教えてもらう機会も多いですよね。そんな場面では、失礼ながらも「ありがた迷惑」になっている男性も多いなか、スマートな振る舞いで的確な教えかたをしてくれる男性ゴルファーには、好感を抱くのも多くの女性の心理です。
「教え上手」な男性は、自分よりも大人っぽく映りやすく、仕事がデキそうなイメージにもつながりがち。それだけに、自分をリードしてくれるタイプの男性や、いわゆる「デキる男」を求めている女性ほど、プレー中に教え上手な男性には、何割増しも好感を抱きやすいのも確かです。
「ラウンドマジック」だけでなく本来の相手も見極めて
ゴルフを通じて恋愛が始まる話も珍しくありませんが、気をつけたいのは、ラウンド中には、ちょっとした振る舞いひとつで相手が何倍にも素敵に見えやすい点です。
ゴルフは、ほぼ丸一日を一緒に過ごすので、相手の「人となり」がわかりやすいスポーツとも言われています。しかし、ゴルフを初めて間もない女性にとっては、過度な緊張や焦りを感じるシーンも多いために、男性たちのちょっとした「優しさ」や「紳士的な振る舞い」を目の当たりにしただけで、まるで救世主や理解者が現れたかのように錯覚し、恋心が芽生えやすいシチュエーションでもあるのです。
よって、ゴルフラウンド中に「好きかも」と思っても、そこだけで相手を判断せず、ラウンド以外の時間も、ある程度はともにして、相手の本来の姿を見極めたほうが安心。付き合ってから「あれ？こんな人だったの!?」なんて残念な感情にならないためにも、ラウンドマジックには、くれぐれもご用心くださいね…♪
並木まき／元市議会議員・時短美容家（一般社団法人 時短美容協会・代表理事）。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。
