【匿名キャディの事件簿】やってしまった!キャディの失敗あるある

こんにちは、匿名ライターの「かこみらい」です。キャディとしてお客様と接する中で起きたあんなことやこんなことを、個人的主観たっぷりにお伝えしていきます。さて、今回は私がやってしまった失敗あるあるをお伝えしていきます。いろいろとやらかしていますので、そんなキャディさんいる?なんて思わないでくださいね。

【キャディさんに見られてる!】プレー中に人生相談…私の仕事をストップさせないで!【NGマナー】

【FILE1】全員規格外の飛ばし屋だった!

キャディはボールを見失ってはいけない、これは鉄則です。しかし、プロゴルファーでなくとも飛距離が出る人はいます。特にスポーツをやっている人は重心もしっかりしていて、力もある。

ある日のラウンドで、ラグビーをやっている男性グループについたときのこと。体の大きい方ばかりで、しかも追い風。“これは飛びそうだな~”という予感的中で、1番ホールでのティーショットからめちゃくちゃ飛ばす。風に乗ってどこまでも…。

4人とも飛距離があるため、ある程度の方向は分かっても全員の落ち際までは見極められません。「左サイドのバンカー手前です」などと伝えるものの、そこにあったのはキノコ。まさかバンカーまでは届くまい、と思っていたものの慌てて猛ダッシュすると、見事にバンカー。皆さん、苦笑いでした。

その後の17ホール、何度ボールを見失ったことか。あまりのスイングの速さに目がついていかず、飛ばし屋さんたちの気持ちよいショットに悪戦苦闘の一日でした。

【FILE2】トップスの色で見分けていたら…

キャディを始めて間もない頃は、お客さまの顔を覚えることもままなりません。先輩キャディから洋服の色などをメモっておくといいといわれて、トップスの色をメモしました。すると、顔を覚えなくても、クラブの受け渡しがスムーズに! これなら、顔を覚えていなくても大丈夫じゃないと鼻歌混じりの私。

しかし、問題はそのあと。肌寒くなり皆さん薄手のアウターを羽織りました。しかもまさかの全員黒! 遠目ではすっかり誰が誰だかわからなくなり、お客さまを識別するためにことあるごとに猛ダッシュ。

お客様には分からなかったはずですが、一人で焦っていたラウンドです。意外に思われるかもしれませんが、じつはこんなことは日常茶飯事だったりします(わたしだけ?)。焦っているキャディを見かけたら、優しく見守ってくださいね。

◆【教えてくれたのは】匿名キャディ・かこみらいさん

某有名トーナメントコースの元キャディ。自分でプレーするのも大好きで、ゴルフギアには一家言あり。趣味は車で、Bライセンスを取得するガチっぷり。歴代アメ車を所有し、エンジンルームを眺めているだけで一日が終わってしまうほど。ゴルフ、クルマなどの知識を活かし、現在はライターとして活躍中。