【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.39

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

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◆「ゴルフ中でも気になるほどスマホ依存症の私。なんとか抜け出したい!」

イメージ画像/Getty Images

私、スマホ依存症なんです。

通勤電車や歩きスマホはもちろん、朝起きたらまずスマホ、ベッドで寝る間際までスマホ。挙句のはてには、ゴルフ中でもヒマさえあれば、ついスマホを手に取る自分がいます。

あきれた友人からは、「みんなで回っているんだから、ゴルフ中くらいやめれば」と、冷たい目で見られています。このままではいけないと分かっているのですが、つい気になってしまって……。なんとかして抜け出すには、どうすればいいでしょうか。(広告代理店 まな 29歳 独身)

◆脳を休ませないと、ストレスフルな人生を送ることになるわよ

私も近ごろとっても気になっているの。SNSに、Youtube、ゲームetc…..。ヒマさえあればスマホに向き合う人が多すぎるってね。

1日中スマホに支配されて、脳は休む時がない。日がな小さい画面に向き合う生活で、やがて心身に少なからず悪影響を及ぼすんじゃないかと、世のスマホ依存症のみなさんに警鐘を鳴らしたいわ。

そのままでは、ストレスフルな人生を歩むことになるわよ。

昔はケータイなんてなくても世の中は回っていたの。そもそもハーフ2時間半の間にくるラインやメールのメッセージの90%以上は緊急の用事ではないはず。相手だって即レスなんて望んではいないと思うのよね。

ただ、自分が知りたいだけ。「なにかあるかもしれない」という不安。「ここにいない相手ともつながりたい」という焦り……。結局、余裕がないのよね。でも、ほとんどの不安は、自分が呼び込んでいるものだということに、気づいてほしいわ。

◆ステキな人ほどスマホを見ないもの。スコアのためにも見ない努力を

私の周りを見ても、仕事ができる人、魅力的な人、成熟した人ほど、人前でスマホの画面に向かうことはしない。社交技術が高く、センスのいい会話でその場の空気を心地よくしてくれる。

そんな中でスマホばかりいじる男や、インスタに夢中な女を見ると、素直に“ダサっ”って感じちゃう。一緒にいてつまらないから、今後のおつきあいをやめたくなっちゃうわ。

結局、自分次第なの。まずは勇気を出して、スマホから離れてみなさい。

もちろん、コースに出ている間はスマホを見ないこと。ロッカーに入れちゃうというのも手よね。スマホを忘れてゴルフに集中することで、ゴルフの楽しさを再認識できると思うわ。

それに、ゴルフは同伴競技者のみなさんとのおしゃべりも楽しみのひとつ。そりゃ、スマホを見ながらだっておしゃべりできるし、そういうシーンはよく見るけれど、視線が合わない会話はどうしても粗雑になるし、相手もしらけてしまうもの。相手の目を見て、真摯に会話に集中すれば、あなたの好感度もあがるでしょう。

ちなみに私は、ゴルフ場ではひとりになる時しかスマホは見ない。

日常生活でも、ラインやメールは、空いた時間にまとめて返信しています。必然的にレスは遅くなるけど、急ぎの用がある人は電話をかけてくるもの。それでトラブルが起きたことは一度もないわ。

スーパーやコンビニでは、つい便利だからとスマホ決済したくなるけれど、せめてお散歩に行く時は小銭を用意して、スマホに頼らないようにしていたりも。あなたも自分でルールを決めて、スマホに依存する毎日を変えてみて。

忘れていたなにかが、きっと見つかるはず。もっと人生を楽しみましょう!

◆かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!