ゴルフ中の気になるニオイ、あなたは大丈夫?【1】

プレー中はもちろん汗をかくし、誰だってニオイは気になります。でもちょっと待って!移動中のカート、ランチタイム、行き帰りの車中等、プレー以外の場面だって侮れませんよ。そこで、臭気判定士の資格を持つ通称「ニオイ刑事」、松林宏治さんにさまざまなニオイ対策を教えてもらいました。

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「自分は大丈夫」と思っていませんか?(写真/写真AC)

いろいろなニオイが蔓延するゴルフ中は特にご注意を

これからの季節、皆さんがいちばん気になるのは、ムレや汗によるニオイでしょう。しかし人を不快にさせるニオイはそれだけではありません。

ゴルフは、カートの中やグリーン上など、パーソナルスペース(1m以内の至近距離)で人と接する時間が長いスポーツ。ほかのスポーツに比べて、口臭や体臭、生乾きの服のニオイなど、汗以外のニオイにも敏感になります。

カートでは同伴プレーヤーのすぐ近くに座ることになります。ニオイ、気になりますよね!

とくに女性が気を付けたいのは、今、クローズアップされている『香害(こうがい)』。過度な量の香水や柔軟剤による強いニオイ、また、お化粧も汗と混じって異臭を発することがあるので、香りを放つものには注意が必要です。

そして、もうひとつの天敵は、ゴルファーにまとわりつく『ストレス』。スコアが崩れる、ミスが続く、極度の緊張などにより強いストレスを感じることで、皮膚ガスが発生し、独特なニオイのする『ストレス臭』を発することもありますので、リラックスしたプレーを心がけましょう。

このようにセルフケアでは予防できないニオイもありますが、あまり過敏になりすぎても、それこそストレス臭の原因になりますから、生活習慣にも気を付けて、心も体も健康な状態でいることが大切です。

教えてくれたのは、臭気判定士 松林宏治さん

(株)共生エアテクノ代表取締役。臭気判定士の資格を持ち、工場、病院から一般家庭まで多くのニオイ問題を解決。TVや雑誌等でもコメンテーターとして活躍中。

 

 

Regina 2019年初夏号より掲載 撮影/竹井美砂子(人物)、大槻誠一(生物)、指導/松林宏治(臭気判定士)