人のフリ見てわがフリ直そう! モテゴルファーになるための『美マナー』講座【5】この常識、セーフ?アウト!?

「また一緒にラウンドしたい」と思われる人は、心地よいマナーを心得ている人です。ルールやテクニックばかりに気を取られ、基本マナーを忘れてしまっては、ゴルファーとしてあまりに残念!編集部に寄せられた数々の“マナーおブス”を反面教師に、もう一度、マナーチェックをしてみませんか?

人のフリ見てわがフリ直そう! モテゴルファーになるための『美マナー』講座【1】カジュアルラウンド編その1
人のフリ見てわがフリ直そう! モテゴルファーになるための『美マナー』講座【2】カジュアルラウンド編その2
人のフリ見てわがフリ直そう! モテゴルファーになるための『美マナー』講座【3】セミフォーマルラウンド編

人のフリ見てわがフリ直そう! モテゴルファーになるための『美マナー』講座【4】セミフォーマルラウンド編その2

ビミョーな曖昧マナーをプロが判定!この常識、セーフ?アウト!?

間違ってはいないと思うけれど、正解の自信がない。マナーには、さまざまな言動の迷いがつきものです。大人の女性ゴルファーとして、その振る舞いがセーフなのかアウトなのかジャッジ!

マナーに迷ったら、自分ならどう感じるかで判断すればOK!

ゴルフはひとりでするスポーツでありながら、ひとりだけでプレーしているわけではありません。つねに他者への気配りと思いやりが求められる知的スポーツ、それがゴルフ!にもかかわらず、明確なルールとは違って、マナーには正誤がありません。

ここでは、女性ゴルファーからよく質問されるマナーを集めてみました。もしも自分の振る舞いに迷った場合は、自分の心に聞いてみるといいでしょう。同じことをされて不快だと感じるならば、とりあえずやめておく。それがマナーの基本です。

夏、行き帰りの足元はおしゃれなサンダルでもOK?

「セーフ!」

一般的に、後ろにヒールのあるパンプス類はストラップがあればOKなケースが多いようです。どんなに高級でも、かかとが覆われていないサンダルやストラップのないミュールなどは避けた方が無難です。大事なのは清潔感。だらしなく見えない格好を心がけて!

苦労してカップインした人には「ナイスボギー!」もあり?

「アウト!」

初心者を除き、基本的にはボギーの人に対して「ナイスボギー」とは言いません。ナイスはバーディかパーまで。苦労をねぎらうのであれば「ナイスイン」でいいでしょう。

オナーのトイレが長い!後続の組が来ているので、先に打っちゃう!

「セーフ!」

本来は、オナーが「お先にどうぞ」と言ってからトイレに行くのがマナーです。前の組が進んでティショットが打てる状態になったら、全体の進行のためにも打てる人から打ちましょう。

送迎してくれた人が「交通費はいらない」だって。ラッキー!お言葉に甘えちゃおう!

「アウト!」

その方との関係性にもよりますが、支払う意思があることを示すのがレディのたしなみ。相手が現金を受け取らない場合、「では、お昼をごちそうさせてください」「次回は必ず支払います」など別の方法でお礼の気持ちを伝えて。

3人掛けのカート椅子の中央に上司を座らせていいものだろうか?

「セーフ!」

ちょっと気にしすぎかも。どうしても気になるのであれば、スタート前に「〇〇さんは前の席にお座りください」と常に運転席の隣に座ってもらうようにお願いしておけば、毎回気を遣う必要がなくなるでしょう。

同伴プレーヤーが過少申告。すぐに言ってあげるのが正義だよね?

「アウト!」

遊びでのラウンドの場合、空気が悪くなる可能性もあるので、とくに言う必要はありません。ただし、コンペの場合は別。「あれ?4オンじゃなかった?」と質問する形で尋ねましょう。

入場時のドレスコードがジャケット着用。女性だからノーカラーでも大丈夫!

「セーフ!」

ノーカラーでもジャケットならばOKです。不安があれば、ゴルフ場のHPでドレスコードを確認すること。NG事項に具体的に書かれていなければ、基本的に大丈夫です。

ピンを「持ちますよ」と言われたけど、自分が最初にカップインしたんだから、固持すべき!

「アウト!」

ピンを奪い合うのはスマートではありません。相手が男性の場合「ありがとうございます」と相手を立て、女性の場合は「いえ、私が持ちます」と謙虚に言えるとベストでしょう。

バンカーからなかなか出せない人。少し休ませて、自分が先に打った方が親切だよね

「セーフ!」

バンカーの人がいちばん遠いからと、みんなで待っていると、余計プレッシャーになってしまいます。バンカーショットが上手くいかず焦っている様子だったら、打つ準備ができた人が「先に打ちましょうか」と声をかけ、先に打つべきです。

Regina 2016年春号掲載 取材・文/大津恭子