【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.8

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

「ラウンド中の教え魔をかわしたい!」

いつも一緒にコンペをするグループの、50代、アベレージ95くらいの男性。自分のショットに対していちいち大きな声で解説するなど、“かまってちゃん”モード全開。

まあ、そこまではなんとかガマンできるんですが、「右向いてましたよね」とか「手の返しが早い」、「肩に力が入っている」など、同伴者のショットにもいちいち解説するんです。

ラウンドレッスンでもないし(そもそもアベレージ95だし)、ミスしてちょっとがっかりしているときでも言われるので、どんどんリズムがおかしくなります。ちなみに、みんなからも一緒に回りたくないと言われてます…。

気にしないのが一番とはわかっていますが、ついイライラしてしまいます。こういうオヤジを黙らせる、いいお言葉を教えていただけると嬉しいです。(美容師・ピロコマダム 50代 既婚 ゴルフ歴6年)

自分を高める修行と思う

うんうん。そういうオヤジ、いるわよね。

同じアドバイスでも、うまくて説得力のある人は、多くは言わないものよね。その場で教えてもすぐにどうにもならないことが分かっているから、「ちょっとティが高いかも」とか「あごをひいてみたら」とか、本当に応急処置的なことを言ってくれたりして、「もっと教えて」ってときもあるけど、ヘタにかぎって細かいことを言ってくるのよね。

わたしは、そういう人とは二度とゴルフに行かないようにしているんだけど、もしもコンペとかで偶然会っちゃったら、腹を立てると自分も同類になっちゃうって考えるから、「よしよし、いい大人なのにかまってちゃんなんて、かわいそうな人ね」と、心の中でつぶやいて、自分を高める修行だと思うことにしているわ。

それでも無理ならハッキリ自分の気持ちを言う

それでもガマンできないくらいウザい人には、ハッキリ言っちゃう。

たとえば
「自分のプレーに集中したいので、ちょっとほっといてもらってもいいですか?」
「いいアドバイスも、タイミングを外すと逆効果なので、絶妙なタイミングでいっていただけると、感謝に変わるんですけど」
「そんなにダメ出しされると、ゴルフが嫌いになっちゃいます」
「いま言われて、すぐにできないので、改めてレッスンお願いしますわ」
なんてどうかしら。

とんちみたいに遠回しに相手に気づけかせようとしても、そういうデリカシーのない人にはムダだと思うの。遠慮なく、勇気をだして、はっきり言ってみましょ!

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!