【独占インタビュー】香妻琴乃プロが 冬の間にしていることって?

ドン底から初優勝という劇的だった香妻プロの今シーズン。さらなる飛躍を誓う来シーズンに向け、彼女がどんなオフを過ごすのか直撃しました!

こうづまことの:1992年鹿児島県鹿屋市生まれ。日章学園高卒。サマンサタバサ所属。今シーズン、「マンシングウェアレディース東海クラシック」で見事初優勝。

こうづまことの:1992年鹿児島県鹿屋市生まれ。日章学園高卒。サマンサタバサ所属。今シーズン、「マンシングウェアレディース東海クラシック」で見事初優勝。

宮崎でトレーニングと練習、リフレッシュ旅行も計画

冬は大切な準備の時間。香妻琴乃プロも、すでにプランを立てているそう。それは、第二の故郷、宮崎でオフを過ごすこと。「体を作った後に技術的な練習するのだと、クラブを握らない期間が長すぎて。このオフは体作りと技術強化を同時に行うつもりです」セルフコントロールに自信をのぞかせるのには、理由がある。それは、ベストより8㎏も増えてしまった体重を、徹底管理でシーズン中に5㎏元に戻した実績。具体的にどんなことをしたのかと聞いてみると…。「会食などがない日は、夕方4時以降は食事を摂らず、チューブなどの自体重トレーニングの後、滞在先ホテル周辺を約 5㎞ランニングしています。“昨日、走っているの見たよ”と、プロ仲間や関係者に目撃されることもしょっちゅう(笑)。あとは入浴後に、大好きな香りのボディクリームを塗って、ゆっくりストレッチをするのが日課です」。言うのは簡単ながら、実際に毎日行うのはなかなか難しいもの…。「3日できたら 1週間できる、1週間できれば 1か月できる。 1か月できれば 3か月できるんです」と笑顔。継続は力なり。今シーズンは優勝という形で結果を出しただけに、このオフの過ごし方も先を見据えたものに違いありません。

今季、結果が出たのはパッティングが劇的によくなったから。来季はこの感覚をキープしながら、ショットの精度を高めたい

初優勝のカギを握っていたパッティングは、考え方を勉強したことで劇的によくなりました。アドレスしてカップを見ているのに、脳ではペットボトルをイメージするなど、右脳を使うトレーニングに日頃から取り組んでいて。『フォーカスバンド』という脳の活動状態を解析する脳とココロのトレーニングデバイスが役立っていますね。オフはさらに、これに磨きをかけるつもりです。

16時までに夕食を終えて、19時から1時間ランニング。これで5kg落としました

シーズン中から行っている自体重によるトレーニングは、お尻の筋肉や体幹を鍛えるようなメニューが中心です。チューブを使って横歩きをしたり、ホテルの部屋でも毎晩コツコツ続けていますよ。でも実は、ヨガにも興味津々!機会があれば挑戦してみたいです。

去年は仲良しのルミ(葭葉)とクリスマスは長崎旅行へ。今年は韓国に行きたいな

オフは約3月ですが、12月はスポンサーさんへの挨拶回りや、取材など、いろいろ予定が入っています。なので、ゴルフの始動は例年通り来年1月からになりそうかな。オフの間は練習をしながらも、その中でうまくリラックスする時間を作るようにしています。音楽ではK-POPが大好き。特にBLACKPINKがお気に入りなので、2泊3日くらいで韓国旅行に行きたいな〜と画策中。

撮影/浮田秀人 取材・文/小川淳子 エディター/一寸木芳枝 取材トーナメント/スタンレーレディスゴルフトーナメント
Regina冬号 P86より抜粋