【プチ断食や着圧ソックスも実は逆効果!】やりがち習慣の間違い6選【冬ゴルフの栄養ケア&ボディメンテ術】

日々の食事や行動で、知らず知らずのうち「疲れやすいカラダ」になっているかも……。今回はやりがちだけど、実は逆効果になっている習慣6つをご紹介します。ルーティンを見直して、もっとゴルフをエンジョイしましょう!

◆食欲がないので、朝ごはんは抜く

→血糖値のコントロールが難しくなってしまうのでNG!

朝ごはんを抜くことで糖質に対しての感受性が高くなり、血糖値が乱高下しやすくなります。「食欲がないときは、消化のいいものを少量でもいいので食べるようにして」(園部さん)

◆16時間断食で胃を休める

→消化力の弱い現代人は、栄養不足になりパワーが出なくなる

「血糖値が安定していない人には、16時間断食は不向きです。一時的に楽になった気がするかもしれませんが、そもそもエネルギー不足の人が多いので余計に疲れます」(園部さん)

◆疲れたらエナジードリンクで回復

→一時的にハイになるだけで、疲れがひどくなる

「エナジードリンクには、血糖値を上げやすい異性化糖が多く含まれており、飲むと血糖値を乱します」(園部さん)。コーヒーと同じくカフェインを多く含むという点でも注意が必要。

◆脚がすっきりするので、着圧ソックスを履いて寝る

→着圧により血流が悪く! リラックスウェアが正解

ギュッと引き締めるような着圧ソックスは、血管を圧迫して逆に血流を悪くしてしまうことも。「クッションなどを下に置き、脚の位置を高くして寝るほうが有効。もしくは、血液のポンプとなるふくらはぎの筋肉をトレーニングで鍛えましょう」(SHOさん

◆毎日コーヒーを飲むのが習慣

→エネルギーをつくるための材料を無駄使いしてしまう危険が!

「カフェインの利尿作用によりビタミンやミネラルが排出されやすく、アドレナリンを出しやすいので疲労感がある人にはおすすめしません。覚醒作用で眠りの質も悪くなります」(園部さん)

◆毎晩ゴリゴリにマッサージをする

→痛いほどの刺激は交感神経を優位にしてしまう

「体をゆるめるようなものならOKですが、ゴリゴリと強めにマッサージすることは交感神経を刺激し、眠りの質に影響を与えます。夜の筋トレも適度にしましょう」(SHOさん)

◆教えてくれたのは、この2人!

管理栄養士 園部裕美さんスポーツ栄養士を経て、現在は栄養指導やコンサルを中心に活動。分子栄養学に精通し、理論的かつ、自己の経験も元にしたSNSでの発信が大人気。@hiromisonobe_eiyou

TIGER GOLF FITNESS 中目黒店 トレーナー SHOさん理想のスイングができる"体づくり"のための、ゴルフ特化型のパーソナルトレーニングジムでトレーナーを務める。過去にプロ野球選手としても活躍し、筋肉や体の構造、疲労回復法などに詳しい。

Regina2023年秋冬号より転載 イラスト/香川尚子 エディター/河津美咲

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