練習場やレッスンでは必要ないけれど、ラウンドデビューには必須アイテム「マーカー」。キラキラしていたり立体だったり、種類も豊富で、好きなキャラクターや面白いマーカーを持って行ったら、それだけで会話のきっかけになるし、オシャレセンスをアピールするチャンスアイテムでもあります。
主にグリーン上で、自分のボールが同伴者のパッティングの邪魔になったり当たったりしないようにするために、ボールの代わりに置いて使いますが、ということは毎ホール登場するわけで、さらにはグリーン以外でも使うこともあります。そんな、クラブと同じくらい使用頻度の高いマーカーなのに、レッスンで使わないが故、ボールの打ち方は練習してきても、マーカーの置き方を練習する機会ってあまりないのでは⁈ 今回は、そんなマーカーに関する失敗談をお届けします。
後ろ!後ろ!振りむいても何もいない!
「後ろ!後ろ!」と言われたから、後ろに何かいると思って振り返ってしまったら、マーカーをボールの後ろに置けという意味だった(41歳、ゴルフ歴15年)
ゴルフをする人からすれば当然のことでも、初めてコースに出るとき、どこにどう置けばいいかなんて、わからないですよね。マーカーの置く位置の基本は、ボールの後ろです。ルール上は真後ろでなくとも、ボールのすぐ近くなら横でも前でも良いようですが、後ろに置くことが推奨されています。再度ボールを置きなおすときにも、カップとマーカーを結んだライン上で置いておけば、元の位置にしっかり戻せるし、常にカップに近づかない意識を持っておいた方が、他のシチュエーション(池ポチャなど)でボールをドロップするときにも役立ちます。後ろに置くというのが主流なので、横や前に置いたときに、周りの方から見て、カップに近づいた!ずるい!なんて思われたら、たとえそんなつもりじゃなくても残念です。細かなルールは割愛しますが、最初はとにかくボールの後ろ!と覚えておきましょう。
動く目印に要注意!忘れたときはあのスマイルで!?
自分のマーカーが他の人のパットの邪魔になる場合、動かしてあげることがあります。「動かしてもらえる?」とお願いされたら、頼まれた方向にある目立つ目印に合わせて、マーカーにパターを合わせます。そしてパターのヘッド1個分横にずらしてあげましょう。その時に注意しなくてはいけないのが、動かすときの目印を忘れないことです。一度しっかり目印を見てからマーカーを動かすと、「ちゃんと目印に合わせて動かしたな」と相手にも伝わります。
・木を目印にして動かしたけれど、どの木を目印にしたか忘れてしまった(36歳、ゴルフ歴10年)
・止まっているカートを目印にしたら、動いてしまった!(40歳、ゴルフ歴3年)
…と、目印がわからなくなってしまうと、元の正しい位置に戻せなくなりますので、目立つものや動かないものを選ぶのが鉄則です。
そして大事なのは、「しっかり戻すこと」。焦ってしまうとうっかり戻すのを忘れて、動かした先のマーカーにボールを置いてプレーしてしまいそうになりますが、そうなると「誤所からのプレー」として、2打罰のペナルティが!! 自分の順番が来るまで「マーカー戻す、マーカー戻す」と心の中で唱えて、絶対に忘れないようにしましょう。戻すときには「マーカー戻します」と声を掛けるとなおベターです。
実はコレ、あの渋野日向子プロさえも数年前の試合で忘れてしまったことが。もし忘れてペナルティになったときは、あのシブコさんと一緒だ!と開き直り、プロ並みのスマイルで頑張りましょう!!!
◆REMIQUESTプロフィール
REMIQUEST/ライター。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、一応大学ゴルフ部出身。スコアはイマイチだけれど、先輩に叩き込まれたマナーとプレーファストは今も健在。男2人のママ。出産後はなかなかゴルフができてないのが悩み。子どもに将来養ってほしいと、稼ぐゴルファーにすべく、密かに企み中。