パッティング嫌いの私が、練習好きになった理由 [読者代表体験レッスン・パター編]

Regina読者代表のアマチュアゴルファーがライザップゴルフで体験レッスンを受けると、スイングはどこまで改善できるのか。ゴルフ歴わずか1年8か月という伊藤麗子さんがライザップゴルフでレッスンを受けた模様を紹介する企画、今回はパター編をお届けします。ゴルフが上手くなりたいという気持ちはあるのにどうして上達しないの? といった悩みを抱えている人は必見です!

前回に続き、RIZAP GOLF立川店の鯨トレーナー(写真左)がレッスンを担当。本格的なゴルフレッスンを受けるのは初めてという伊藤さん(写真右)だが、果たしてどうなるのか

苦手な私でも、パッティングは上手くなりますか?

鯨トレーナーは、スクエアなフォルムが特徴的なブレードタイプ(写真左)と、直線的なストロークでヘッドを出しやすいマレットタイプ(写真右)の2種類のパターの違いを説明した

前回、スコアを構成するショットの大半はアイアン(ショートゲームも含む)とパッティングというお話をしました。そこで今回は、パッティングが苦手という伊藤さんに、パターレッスンを受けてもらいました。ライザップゴルフでは練習用パターマットを常設しており、ショート&ミドルパットの距離ならブース内のマットで、ロングパットなら通路に設置してある約10メートル程度のロングマットで練習することができるようになっています。さて、ライザップゴルフの体験レッスンで伊藤さんのパッティングは改善するのでしょうか。

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こんにちは、読者代表としてライザップゴルフに体験レッスンを受けに来ている伊藤麗子です。今回はパッティングについて学んでみようと思います。これまで何となく手にしていたパターですが、よく見るとヘッドにはいろいろな形状があるようで、それぞれのモデルによって、ストロークタイプが違うゴルファーに向き不向きがあるようです。まずはそのあたりを、鯨トレーナーに聞いてみました。

鯨トレーナー「パターにいろいろなモデルがあるのは、ゴルファーのストロークタイプに合わせて、より精度の高いパッティングを可能にするために、ヘッドの形状が異なっているわけです。たとえば、半円型のようなフォルムのマレットタイプは、トウ側とヒール側の慣性モーメントが高く、フェースをまっすぐ引いてまっすぐ打ち出す(フェースの開閉が少ない)直線的なストロークをするゴルファーに向いているといわれています。一方、ブレードタイプはフェースが開閉しやすいので、インパクトでしっかりフェースの向きを合わせられる人、またはパッティングの感覚を重視したいゴルファーに向いています。モデル選びは、実際にパッティングしている様子を拝見してみないとどちらが合っているとはいえませんが、まずはいろいろなモデルを試してみて、モデルによってどういう感覚の違いがあるのかを確かめもらいたいですね」

なるほど、そういうことだったんですね。私のストロークを見て、鯨トレーナーはブレードタイプを薦めました。いつも使っているタイプと同じなので、とても安心できます。

鯨トレーナー「ところで、パッティングが苦手ということですが、普段のラウンドではどういったミスがよく出ますか?」

私の場合、ボールを勢いよく打ち出してしまうことがあり、カップのはるか先まで転がることがよくあります。距離感がまったく分かりません。それに、方向性もバラバラ。カップまでわずか50センチ程度のパッティングなのに、打ち出す方向が違って入らないこともしばしばあります。

鯨トレーナー「課題は距離感と方向性ですね、分かりました大丈夫です。ゴルフを始めたばかりの人は、必ずそのような悩みにぶつかります。では、効果的な練習方法を紹介します」

ボールの置く位置がこれほど重要だったなんて

アドレスした状態で、左目からボールを落とした落下地点がボールを置く位置になる目安だという。私の場合、右側に10センチほど寄ったところにボールを置いていました

まずは方向性の改善するためのレッスンから。ボールの方向性はストロークの方向やインパクトする瞬間のフェースの向きによって変わるということですが、その前にまずボールを置く位置についての説明がありました。

鯨トレーナー「パターはボールを置く位置によって、打ち出す方向が変わります。わずかにでも変わるとカップインする可能性が低くなるので、ボールの位置は常に同じ場所に置くことが大切です。ボールを常に同じ場所にするための目安として、左目の下にボールを置くイメージをしてみてください。実際にやってみましょう」

私はいつものようにボールを置き、アドレスをしました。その状態で鯨トレーナーは私の左目の下からボールを落下させると、ボールはやや左側に落ちました。そこが定位置になるそうです。

そうした意識をしながらボールを置くことで、いつも同じ場所にできるとのこと。たしかに、こうするとボールとパターが常に同じ見え方になるので、安心感がありますね。

実際にパッティングしてみると、ボールが打ち出される方向が一定したように感じました。ボールの位置を常に同じにしておけば、もしイメージと違った方向に打ち出させることがあれば、それはストロークの方向か、もしくはインパクトする瞬間のフェースの向きがずれているということになります。なるほど、これでミスの原因を少し究明できそうです。

手で直接ボールを転がす練習を体験。ボールが転がるスピードとグリーンの速さ、それによる距離の関係を感覚的に覚え込ませる練習
右手一本でパターを持ち、ボールを押して転がす練習。どの程度の力加減でボールが転がるのかが分かる
次は両手でボールを押して転がす練習。振り幅の違いで距離感がどのように変わるのかを確かめる

手でボールを転がして距離感を身につける

私のパッティングミスは、距離感が合わないことだと自分でも感じています。でも、イメージどおりの距離感を打つのって本当に難しいことですよね。どういう練習をすればいいでしょうか。

鯨トレーナー「それではまず、手でボールを転がすところから始めてみましょう。ボールを持って、カップを狙ってみてください」

実は手で転がすイメージとパッティングの感覚は近いらしく、ショートパットで強く打ってしまう私にとっては、特に効果的な練習だとか。

ボールを手で転がしても、やはり強すぎました。まずは、グリーンの速さに対して、ボールが転がるスピードをイメージすることが大切なようです。そうやって何球か手で転がす練習をしていきます。

鯨トレーナー「グリーンの速さが感覚的につかめてくると、それに応じて力加減を変えないといけないことが分かったと思います。手で転がしたときのこのボールの転がりを覚えておいてください。では、次にパターで練習してみましょう。まずは右手一本でパターを持ち(重たいようなら短めに持つ)、片手でボールを打ってみてください」

右手一本でパッティングすると、さきほど手で転がしたときと同じイメージでストロークできるのが分かりました。あまり大きな幅で振れないこともあって、より繊細な感覚で打てるような気がします。

鯨トレーナー「次はいつものように両手でパターを持って、パッティングしてみてください。両手にしても振り幅は片手のときと同じです」

そういわれて両手でパッティングをすると、ショートパット(今回の練習グリーンは約1.5メートル)の距離ではほとんど力が必要ないと感じました。それに、ボールに当てるのではなく、ボールを転がす感覚が分かってきたように思いました。

レッスン前(写真左)はインパクト直後に上体が起き上がってしまいミスを誘発していたが、レッスン後(写真右)は上体が動かなくなり、ストロークが安定した

レッスン前後でこんなに変わるとは驚き!

ボールを置く位置を常に同じにしたことで打ち出す方向が安定し、またストロークの幅とボールの速さの関係が徐々に分かってきたので、カップインする確率が高くなりました。

鯨トレーナー「お疲れさまでした。今回のレッスンでパッティングの基本のチェックポイントを覚えてもらいましたが、これだけでもかなり安定すると思います。この写真を見てください(上写真)。レッスン前の伊藤さんはインパクトに集中しすぎて、フォロー側で上体が起き上がっていました。でも、レッスン後は転がす意識を持ったことで、フォローまでしっかりストロークできています。かなりスマートなパッティングになったと思いますよ」

自分でも驚きました。レッスン前後でこんなに違うものなんですね。これまでパッティングの練習方法をまったく知らなかったので、ラウンド前の練習グリーンで何となく打っていた私にとって、今回のレッスンは目からうろこでした。

パッティングなら自宅でも手軽に練習できますし、今回習ったチェック項目はとても簡単なので、時間があるときにやってみたいと思います。

鯨トレーナー「それは良かったですね。このように、ライザップゴルフでは理想のスイングに近づけると同時に、ショットの安定化を目標として、最終的にはスコアアップを目指します。一度技術を身につけておくと、もし悩んだときでも自分でスイングを修正することができるようになりますよ」

ライザップゴルフでの体験レッスンはとても貴重な経験になりました。鯨トレーナー、ありがとうございました。

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取材・文/清水 晃(メディアサンライツ) 写真/山上 忠