【下川めぐみプロが先生】いつも80台で回るためのいろは【8割が効率のいいフルスイング】 

100切りを目指すゴルファーや平均スコア90台のゴルファーの皆さんが、いつでも80台でプレーするためのコツを伝授する「いつでも80台で回るためのいろは」。教えてくれたのは、ツアーで活躍中の下川めぐみプロです。

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今回は、スイングの考え方についてチェックしていきましょう。

前回の記事でおすすめした「ボギー狙いのゴルフ」は、実はスイングの安定にもつながるんです。ボギーペースでOKと考えれば、一か八かのマン振りもしなくなります。『8割のスイングがフルスイング』になれば、ミスは激減するはず!

10割の力でスイングすると力みが生まれやすい。アプローチの延長がフルショットと考え、8割スイングを目指そう!

◆フルショットはアプローチの延長

3オン2パットのボギーでOKという考えなら、無理して遠くに飛ばす必要やピンをデッドに狙う必要がなくなります。〝そこそこ〞のショットが打てれば、3打でグリーンをとらえることができるわけです。

心に余裕が出てくると、スイングの力感も変わってきます。ほとんどの人は、 10 割で振ろうと思ってスイングしますが、実際にボールを打つときはリキんでしまい、12 割の力に。すると、あおり打ちやカット軌道など、さまざまなスイングのエラーが起こりやすくなるのです。

フルショットはアプローチの延長と考えて、心に余裕を持ってスイングすると、力みがなくなってきます。感覚的には8割くらいの力感。それでも、実際に打つときは 10 割の力加減になるものです。

フィニッシュでバランスが崩れるのは、力みながらスイングしている証拠。8割スイングなら安定感のあるフィニッシュに
もっとも力みやすいのはダウンスイング。肩や腕に力が入っていると、カット軌道やあおり打ちになりやすい

◆【オススメ練習法】練習ではフルスイングを!

ラウンド中は8割スイングがスコアメイクのポイント。でも、練習では10割の力で振る意識を持つことが大切です。練習でも8割スイングをしていると、次第に飛距離が落ちてしまいます。

とくにラウンド前の練習では、フルショットをしてどちらにボールが曲がるのかを見極めておくのがポイント!