ステージが上がる!ウェッジ講座【4】ピンまでの距離があるときのランニングアプローチ

ひたすらウッドでグリーンに寄せたら、アプローチで乗せて、2パットで上がれば上出来! これが多くの女性のゴルフ。でもこれって絶対パーは取れない計算。なんだか夢がない…。そんな女性は今すぐトライ! アプローチを知れば、ゴルフが確実に変わります。

構え方を少しアレンジするだけで、キャリーとランの幅が広がるのでがアプローチの醍醐味。大切なのは、カラダの重心とアドレスだけ。いろいろ試してアプローチ名人を目指しましょう!

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砲台グリーンやバンカー越えに有効な『ピッチショット』

砲台グリーンや、バンカーなどのハザード越えなど、ボールを高く上げたい場面でどうしても必要なのが、ピッチショット。フェースを少し開くことで、さらに高いボールが打てます。ロフトがあるクラブなので振っても距離が出ないため、怖がらずにクラブを大きく振りましょう。インパクトで緩まないようヘッドの重さを意識して振りぬけば、自然にボールが上がります。

キャリー:ラン=2:1。おすすめの使用ウェッジは「56度、SW」。

基本のスイング

大きく振って、しっかりキャリーを出すことが絶対条件。飛びすぎたら嫌だな、と感じてスイングを小さく加減すると、ボールがしっかり飛ばずグリーンに届かない。

ボール位置は左寄り、フェースを少し開く

時計に例えると、1時くらいまでフェースを右に回転させ、その状態で普通にグリップする。ボール位置が左過ぎるとクラブが届かずトップしやすいので注意。

少しオープンに構える

左足を少し引いてオープン気味に構えることで、クラブが抜けやすくなる。肩も目標を向ける。フェースの向きに合わせて右に向けてしまうと、ボールが右に出て、ピンに寄らない。

指導/菊地明砂美プロ

1985年生まれ、北海道出身。親の影響で10歳からゴルフを始める。2010年にプロテスト合格。レギュラーツアーシード権を目指し、ステップアップツアーで奮闘中。今年から、ツアープロコーチ石井忍プロ主宰の「エースゴルフクラブ」で幅広いゴルファー相手にレッスンを行う。妹は菊地絵理香プロ。遠藤電設所属。

Regina 2019年初夏号より抜粋 撮影/村上悦子 エディター/たかはしよし子 撮影協力/カレドニアンゴルフクラブ