飛距離アップの宅トレ【2】スイングスピードが格段に上がる瞬発力トレーニング

重要なのは瞬発力

ゴルフ歴10年以上、年間ラウンド数50回超、ベストスコア78…というゴルフ大好きな一面をもつ、人気のトレーナーの小山圭介さん。自身のゴルフとトレーナーとしての経験から、スイングにおいて重要なある部分が抜け落ちている人が多いことに気づいたそう。「体幹と下半身がゴルフに重要というのは、広く知られていますが、これだけでは、飛距離って伸びないんです。スポーツカーを思い浮かべてみてください。どんなにボディが頑丈で、大きいエンジンを搭載していても、その能力を存分に活かす運転手がいなければ、意味がないですよね。ゴルフのスイングにおける運転手の役目こそ、瞬発力なんです」 瞬発力は、スポーツ経験がある人であれば、ある程度は備わっていますが、鍛えないと衰えてしまうのだとか。「瞬発力が備われば、スイング時に自身の持つパワーを最大限に放出できるようになります。飛距離が欲しい人にこそ、瞬発力トレーニングをしてほしいですね

■■瞬発力トレーニング〈1〉■■
(50回を1日2セット) 

前から見ると

前から見ると

横から見ると

横から見ると

片足を1歩前に出し、前足に体重を乗せた状態で、
両腕を素早く前後させる

体幹を意識しながら、とにかく腕の動きは速く! 猛ダッシュのイメージで。軸をぶらさずに素早く両腕を動かすことで、上半身の瞬発力がアップ。「1、2、3、4、5!」と声を出しながら、「5」でピタッと止めるのも応用としておすすめ。

■■瞬発力トレーニング〈2〉■■
(20回を1日2セット)

スタートポジション


仰向けの状態で手をやや広げ、
ひざを立てたまま左右に素早く倒す

手は体から約45度に開いて肩の力は抜き、両ひざでタオルを挟む。重要なのは、両ひざを立てた下半身を速く左右に倒すこと。「イ〜チ、ニィ〜」なんてゆっくりではなく、マッハでカウントを。お尻は多少ズレてもOK。

■■瞬発力トレーニング〈2〉■■
(20回を1日2セット)

スタートポジション
足を肩幅より広めに立ち、
両腕を下げて、上体だけ前傾させる


軸をぶらさないよう意識しながら左右に両手を振る
いけるところまで思いきり状態をひねる

教えてくれたのは…
ダイエットトレーナー、パーソナルトレーナー
小山圭介さん
インストラクターとしてホットヨガスタジオ『LAVA』のプログラム開発、ダイエット合宿施設『LAVAビレッジ伊豆高原』を立ち上げる。“ダイエット王子”の名でも知られる。

Regina冬号 P89から抜粋
撮影/土屋崇治(TUCCI) スタイリスト/西田慶子 ヘア&メイク/間 隆之(Lila) モデル/葛岡 碧 取材&文/一寸木芳枝