夏本番前なのに、蒸し暑い日が続いている今日この頃。太陽の下でプレーするゴルフは特に影響を受けますが、その暑さを見た目でクールダウンしてくれるのが「ブルー」を使ったウェアです。
女子プロの装いを見てみると、ブルーを上手く取り入れた“涼感コーデ”がたくさん! 特に目を引いたコーディネートを紹介するので、参考にしてみてください。

◆柄物はホワイトと合わせるのが女子プロ流
一人目は、開幕戦から好成績を残している菅楓華プロ。ストライプにゴルフボールやカートなどの柄が入ったポップなシャツが主役になるよう、ボトムスやインナー、キャップをホワイトに統一して爽やかな装いにしています。サングラスのフレームを白で統一している点もポイントが高いです。

同じ柄のショートパンツでヘルシーなコーディネートを完成させているのが、櫻井心那プロです。ホワイトで統一している点は共通ですが、パンツの柄に使われているネイビーを、シャツやソックス、シューズにも差し色として加えることで、コーディネートのまとまりが出ています。キャップを淡いブルーにすることで、全体的な色味のバランスも取っていますね。

◆セットアップ風コーデは“ちょいアレンジ”を加える
上下ブルーのコーディネートは、ハードルが高いと感じる方もいると思います。そこで参考にしてほしいのが、ルーキー・都玲華プロの装いです。鮮やかなターコイズブルーの上下をセットアップ風に合わせていますが、トップスを大きなプリント入りのモックネックにすることで、重くなり過ぎていません。ウェア以外を白で統一することで、清涼感もアップ! さらに、ハイソックスとオールホワイトのシューズを合わせることで、足長効果も期待できます。

髙木優奈プロの装いも一見同系色の合わせに見えますが、よく見るとシャツに小花柄が入っていて、ガーリーな印象を与えてくれます。単色よりも顔まわりが明るく、華やかに見えるのも良い点です。ブルーの色味が淡いときは、ショートソックスにして白の面積を減らすと、ぼやっとした印象を回避してくれるでしょう。

◆“原色ブルー”はとにかくシンプルに!
真夏の青空のようなパキッとした“原色ブルー”も、着こなしたいウェアの一つじゃないでしょうか。難しく考えず、「シンプルに着るのがいい」と教えてくれているのが、宮田成華プロの装いです。ロゴ入りのモックネックに、ホワイトのショートパンツとインナー、白小物を合わせるだけというシンプルさがスッキリまとまっています。スポーティーな格好が好きな人は真似するといいでしょう。

同じく、“原色ブルー”のトップスを着こなしているのが木戸愛プロ。タイトめなミニスカートを合わせるというシンプルな装いですが、裾に刺繍風のデザインが入っていることで、エレガントさも演出しています。“クールビューティー”な装いを目指している方の参考になるのでは?

“原色ブルー”を取り入れたいけれど、主張し過ぎないほうがいいという方は、藤田さいきプロのコーディネートにヒントがあります。ホワイトの切り返しが入ったトップスなら、ブルーのウェアを着慣れていない人でも取り入れやすいですし、一枚でクールな印象に。ロングパンツスタイルにもマッチしていて、スポーティーな装いが簡単に作れます。

◆ホワイトをあえて使わない上級スタイル
ホワイト×ブルーの組み合わせは、見た目の清涼感的にもスタイリング的にも相性抜群! ですが、ホワイトを取り入れないコーディネートをしていたのが、金澤志奈プロです。

ターコイズブルーのミニスカートにネイビーのシャツを合わせたスタイルは、上品かつ大人っぽい印象を与えます。インナーの色をトップスと合わせている点も今どき感がありますね。スカートの後ろ側にはフリルが入っているのですが、それが袖のフリルとも合っていて、コーディネートにスキがないです。
見た目にも爽やかな「ブルー」を取り入れたコーディネート。女子プロの装いを参考に、この夏は“涼感コーデ”で暑さを乗り切りましょう。
写真/上山敬太