高島早百合プロが教える!“パターの距離感”はこう掴むのが正解♪

女子の日本最高記録である驚異の飛距離・365ヤードを叩き出したドラコン女王であり、現在は自身のYouTubeチャンネルや各メディアでのわかりやすいレッスンでも人気を集めている高島早百合プロ。Regina-webでは女性ゴルファーの皆さまに、高島プロによるわかりやすい冬ゴルフレッスンを4週連続でお届けしていきます♪

連載3回目となる今回は、『パターの距離感の合わせ方』について教えていただきました。女性ゴルファーの皆さん。正直、“距離感”という言葉……漠然としていて、わかりにくいと感じませんか? 高島プロによると、『距離感=スピード感』のことだといいます。

前回→高島早百合プロが教える!プロが実践する“朝イチのパタ練”でスコアアップ!

「私のレッスンでは、『距離感=スピード感』のことだよ、とお伝えしています。ボールを投げたり転がしたりしたとき、ボールはずっと一定のスピードで動いているわけではなく、まず打ち出した瞬間のトップスピードがあって、その後だんだん減速して止まりますよね。

ゴルフでいうと、15歩分くらい遠くにあるロングパットの距離なら、トップスピードの瞬間には“ヒュン!”というイメージで転がりはじめるはずです。逆に、下りのラインや3歩分くらいのショートパットなら、トップスピードは “フーッ…”くらいのイメージで転がります。

つまりパッティングの距離感は、打ち出してすぐの初速によって決まるのです」

打ち出した瞬間の初速で、転がる距離が決まります

「では、初速はどのようにコントロールするのでしょうか。

パターの打ち方は人それぞれですが、パットに悩むゴルファーのスイングを見ていると、振り幅とインパクトの強弱で距離を出そうとしている方が多くいます。インパクトの強度で距離を調整しようとすると、ストロークがおざなりになり、バックスイングとダウンスイング、フォローにかけてのリズム感が悪くなります。たとえば、バックスイングをゆっくり上げるのに、ダウンスイングから速くなる、というようなスイングです。

初速をコントロールするためのポイントは、先にお伝えした『打ち出したい初速』に合わせて、バックスイングからフォロースルーまで、振り子のようにヘッドを一定の速度で動かすこと。そうすると、振り幅も自然と決まります。

『いつも狙った距離に届かない』、『練習してもイマイチ距離感がつかめない』と感じているなら、ぜひ一度スイングを見直して、リズムよく振ることを心がけてみてください」

打ち出したい初速に合わせて、一定のストロークで、リズムよく打つ。インパクトの強弱で初速をコントロ―ルするのはミスのもと!

朝練と合わせて、ぜひトライしてみてください!

◆教えてくれたのは…高島早百合プロ

たかしま・さゆり/1992年9月3日生まれ、京都府出身。ウェア契約はFDR。FDRオンラインストアでは、高島プロが着こなす冬のゴルフファッションを特集中! レッスンブック「ドラゴンクイーンが365ヤード飛ばすためにやってきたこと」が好評発売中。Instagram(@sayuri_takashima)、Youtubeチャンネル「さゆーちゅーぶ!」

撮影/村上悦子 撮影協力/飯能くすの樹カントリー倶楽部【PGM】

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