「おしゃれは足元から」とはよく言ったもので、ミニ丈を着用することの多いゴルフウェアでは、コーディネートの中でソックスが果たす役割は意外と大きなもの。足元を引き締め、一気に秋らしく落ち着いた雰囲気が醸せる「黒ソックス」の上手な使い方を、女子プロたちのスタイルからチェックしてみましょう。

【後藤未有】シューズとなじむ絶妙丈のソックスで抜け感を演出

モノトーンでクールにまとめた後藤プロの着こなしは、黒の散らしかたが絶妙。
黒の分量を上半身多めにすることで重心が上がりスタイルアップが狙えますが、モノトーンコーデのときに気をつけたいのは、コントラストがつきすぎてアイテム同士が分断された印象になってしまうこと。後藤プロは黒のライン入りスカートで、上下のウェアを違和感なくつないでいます。
シューズとソックスは黒でなじませ、脚長効果もばっちり。ハイソックスだと少々重たく見えてしまいそうなところ、ほどよく脚見せできる短丈を選んでいるので抜け感が生まれ、スッキリとした印象にまとまっています。
【吉本ここね】ウェアとリンクさせたカラーブロックデザインが統一感出しに効く

前後で異なる配色のトップスを軸に、ベージュ×黒の2色で構成された着こなしが秋らしい吉本プロのスタイリング。ソックスもウェアと同じくベージュ×黒のバイカラーデザインで統一感を生んでいます。
よく見ると、トップスの差し色になっているピンクをソックスでも使用。細部まで色リンクを徹底することで、目線が散らばってしまいそうなデザインアイテム同士の組み合わせでも、ごちゃついた印象になりません。
【佐藤心結】ミニマルな無地コーデのワンポイントになるラインソックス使い

白無地のポロシャツにプレーンな黒無地のスカートと、シンプルを極めたコーディネートが清潔感たっぷり。これだけでも十分成立していますが、佐藤プロが実践しているのはソックスで“脱・地味見え”を叶えたお手本にしたいテクニックです。
「アディダス」を象徴する3本ラインで、一気にスポーティなテイストが加わり、足元にメリハリが生まれることで着こなし全体が軽快な雰囲気に仕上がっています。
写真/Getty Images





