PXGフィッティングで見つけた! ヘッドと番手選びで変わる“攻めのセッティング”

「クラブフィッティングは、もっと上手くなってから」。そんな思い込みはありませんか?

フィッティングとは、自分のニガテをクラブで補い、効率よくスコアアップにつなげるためのもの。この連載では、女性ゴルファーが実際にフィッティングを体験し、クラブ選びで何が変わるのかを検証しています。

第2回は、競技志向のReginaユーザー・葉月さんが「PXG AOYAMA」でフィッティングを体験。調整幅の広いPXGのクラブと、丁寧なデータ計測をベースに、ヘッド特性と番手選びを見直していきます。その結果、無理に振らずとも攻めていけるセッティングが見えてきました。

フィッティングで見つけよう!私の最高の相棒 PXG編第1回はこちら

◆振れているからこそ見直したい、クラブセッティングの中身

葉月さんは元ゴルフ部、ベストスコアは74。白ティからラウンドすることも多いという競技系のゴルファー。今回の要望は、ドライバーの飛距離アップと、フェアウェイウッドの精度向上。悩みに合わせて、ドライバーとフェアウェイウッドをフィッティングしました。

葉月さんのマイドライバーは、メンズモデルの中でもややハードとされるツアー系。シャフトは短尺仕様で、なかなかの男前設定です。「身長155cmということもありますが、安定感重視の長さ設定は、もう少し飛距離を出したいというニーズと合っていないかもしれません」と秋元フィッター。どんなフィッティングになるのでしょうか?

◆「ロースピンすぎる?」感覚とデータのズレを見ていく

葉月さん「ドライバーの飛距離を伸ばしたいと思っています。それと、一緒にラウンドしている友人からは、ロースピンの球が多すぎるんじゃない?と指摘されることも多いんです」

秋元フィッター「確かに葉月さんがお使いのドライバーはメンズモデルでスピン量が少ないと言われているものですが、実際のショットデータを見ると、ボールの高さも出ていますし、スピン量もそれほど少なくありませんよ。短尺仕様にした理由は安定性を求めるためですか?」

葉月さん「そうですね、ミート率を上げたいと思ったのと、身長がそれほど高くないので、振りやすさを求めた結果です」

秋元フィッター「わかりました。まずはこれ『Lightning MAX 10K+』というモデルを試してみてください」

「打った感じやさしいし、打感もすごくいいです」と葉月さん

◆ヘッド特性で、振りやすさも弾道も変わる

何球か試して、だんだん振れてきた葉月さんを見た秋元フィッター。

秋元フィッター「スピンが少ないと言われる理由がわかりました。前半はボールときっちりコンタクトできていたのですが、だんだん身体が温まってきたときに、身体で引っ張っていくスイングになって、ロフトが立った状態で当たってしまって、ボールがドロップしやすくなっているのだと思います。今度はこちらを試してみてください。『Lightning TOUR MID』というモデルです」

データを見て、悩みの原因を解析する秋元フィッター

葉月さん「これのほうが振りやすいです。何が違うのですか?」

秋元フィッター「重心位置ですね。『MAX 10K+』のほうは重心が深くて、慣性モーメントが高く、ミスにも強いとされているものです。葉月さんは今まで重心が浅めのヘッドに慣れていることもあり、慣性モーメントが大きすぎて、無意識のうちに振りにくく感じているように見えました」

葉月さん「たしかに、こちらの『TOUR MID』のほうがフェースに厚みがあって、安心感があります」

秋元フィッター「『MAX 10K+』はシャロー設計なので、フェースが薄めということにも違和感があったんですね。今、打ってもらっているモデルはツアーとついていますが、葉月さんが今、使っているモデルよりはやさしさを感じられると思いますよ」

葉月さん「今までシャフトはいろいろ試したことがあるんですけど、ヘッドは気にしたことがなくて、ヘッドが違うとこんなに感触が違ってくるんですね」

秋元フィッター「ヘッドは大切ですよ。球の高さも出ているし、200ヤード超えてきているので、安定して飛ばせている印象です。現在お使いのモデルは、自分で球を上げに行かないと高さが出ないので、そういう打ち方になってしまっているんですね。ミスにもつながりやすく、ドロップしたり、右にふけるボールが出てしまっていたのだと思います」

葉月さん「確かにそうです。これは、自然に球があがってくれるので、楽に打てます」

秋元フィッター「今、お使いのモデルよりも、球が上がりやすくなっているので、やさしさは感じられると思います。さらに、クラブ長さも長くなっているので、飛距離アップも期待できると思いますよ」

短尺仕様で安定を求めていた葉月さんにとって、ヘッド特性の違いを体感しながら、自然に球が上がる打ちやすさに出会えたことは大きな発見。飛距離の悩みを、スイングの頑張りだけで解決するのではなく、クラブ選びで整えていくのがフィッティングの醍醐味です。

FWは「番手を下げる」発想で、スコアメイクをラクにする

続いてのお悩みはフェアウェイウッド。白ティからラウンドすることも多い葉月さんは、セカンドショットでのフェアウェイウッド使用率も高く、ここを安定させたいとの要望です。

秋元フィッター「フェアウェイウッドは、今、何番を入れていますか?」

葉月さん「3W、5Wです。その中で5Wを使うことが多いのですが、引っかかるまでいかないまでも、ちょっと左に飛ぶことが多くて、グリーンを狙いにくく感じています」

秋元フィッター「わかりました。葉月さんのショットを見て、足りない部分がわかったので、これを打ってみてください。『Lightning Fairwaywood』です」

いきなりナイスショットが出て、飛距離は150ヤード。ご自身の5Wと大きな違いはないのですが…。

秋元フィッター「それ、何番ウッドですか?」

葉月さん「え? 5……あ、7Wです!(驚)」

秋元フィッター「そうなんです。葉月さんのショットを見ていて、僕が足りないと感じたのは、高さです。ものを遠くに投げたい時って、放物線を描くように投げますよね。ショットの弾道も同じで放物線を描く球が打てるものが理想なんです。そのために、葉月さんのショットに必要なのはロフトだと思い、それをプラスして、7Wを渡してみました。高さが出る分、キャリーを確保できます。

それと最近はボールもロースピン化してきているので、スピン量も足りないからボールが浮きにくいこともあるんです。様々な観点から見ても、高さを出してキャリーを確保するために、7Wがおすすめということなんですよ。3Wや5Wもティショットで使うこともあると思うので、抜く必要はないのですが、セカンド以降を確実にというのであれば、ぜひ7Wを活用してください」

葉月さん「飛距離が変わらないのであれば、7Wのほうが、効率がいいですね。白ティから回ると、セカンド以降で5Wを使うことが多いのですが、ミスも出やすいので、スコアがまとまらない原因になっていました。7Wなら、ミスになりにくいし、スコアメイクに直結しそうです」

5Wのほうがロフトが立っていて、長さもあるので飛ぶと思いがちですが、そのぶんミスも出やすくなるのがフェアウェイウッド。確実に高さを出してキャリーを稼げる7Wのほうが、葉月さんのゴルフをラクにしてくれそうです。ロフトのあるフェアウェイウッドで球を浮かせてキャリーを出す。フィッターの提案で、目からウロコが落ちたようでした。

葉月さんがPXGで見つけた“最高の相棒”はこちら!

葉月さんは、ヘッド特性の見直しと、番手選びの発想転換で、もっと攻められるセッティングに近づきました。

葉月さん「シャフトフィッティングは受けたことはあったのですが、ヘッドに着目したものは初めてで、ヘッドによって打ちやすさが変わることを初めて知りました。私が現在使用しているヘッドは少し難しいそうで、フィッティングしていただいたドライバーは、球も上がりやすくて、やさしさを感じました。

また5Wのフィッティングを受けるつもりでしたが、7Wでもキャリーの飛距離が変わらないということがわかったのも驚きです。7Wならミスのリスクが下がるので、どんどん攻めて行けそうと感じます」

ドライバー/Lightning TOUR MID(ロフト:10.5度)シャフト:PXG Diamana 40L
フェアウェイウッド/Lightning Fairwaywood 7W シャフト:PXG Diamana 40L


フィッター・秋元さんからのメッセージ

「PXGの2026年モデルでは、女性やシニアも扱いやすい軽量ドライバー『Lightning MAX LITE』が加わり、フィッティングの選択肢が広がりました。実際に見て、打って、体感しながら選んだクラブは、結果にも自信にもつながります。うまく当たらなくても問題ありません。正解が知りたい、クラブ選びに悩んでいる、そんな女性ゴルファーの皆さん、大歓迎です。現在お使いのクラブを持参しての打ち比べはもちろん、手ぶらでもOKなので、動きやすい服装で気軽に体験してみてください」


さあ、フィッティングへGO!【PXG AOYAMA

PXG AOYAMA/東京都港区南青山6-3-16 1F 営業時間:11:00〜20:00 TEL:03-6712-6888

無料フィッティング予約はこちら

骨董通りからほど近く、根津美術館方面へすぐ。都心にありながら落ち着いた空気が流れる、南青山らしいロケーションにたたずむのが「PXG AOYAMA」。
店内には最新ギアはもちろん、キャディバッグやアパレルまで、PXGの世界観をトータルで楽しめるラインアップが揃います。完全予約制(無料)のフィッティングでは、120分のフルバッグコースをはじめ、ドライバーからパターまで、スイングや悩みに合わせたメニューを用意。落ち着いた空間で、自分に合う一本とじっくり向き合えるのも魅力です。

撮影/村上悦子 取材・文/下山江美

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