河本結が挑む『旬の勝負メイク』!メイクアップアーティストから極意を学びます♪

河本結プロがRegina誌のインタビューで「メイクは勉強中」と話してくれたのをきっかけに実現した、YouTube「河本結ちゃんねる」とのコラボ企画「女性ゴルファーにリアルに役立つメイクアップレッスン」。今回のテーマは『旬でかっこいいアスリートメイク』です。

「試合中は、メイクから“強さ”を見せられるように意識してお化粧をしています」という河本プロ。試合モードなアスリートメイクを、メイクアップアーティストの指導のもと、ますますカッコよくブラッシュアップしていきます。女性ゴルファーにとって参考になるポイントも満載です!

前回に引き続き、教えてくれるのは、“落ちないメイク”のスペシャリストとして、アスリートへのメイク指導を手掛ける、コーセー メイクアップアーティストの石井勲さん。河本プロと一緒に、メイクテクニックを勉強していきましょう!

前回の記事はこちら!【河本結が挑戦】絶対日やけしたくない女性ゴルファーは真似すべし!ベースメイク&『顔の日やけ止め』塗り直し術

A.【眉】直線眉で意思の強さを演出

目指すのは、意志の強そうな直線眉。太く始まって徐々に細く終わるのが理想的です。まず、ペンシルを使って眉下のラインを水平に書きます。ガタつきのないきれいなラインにすると、より自然に見えます。眉頭は、眉山との差がなくなるくらい足していきます。最後にブラシでボカして終了! 力強い印象にしたいなら、眉マスカラはナシでOK。

B.【ノーズシャドウ】『眉頭の三角ゾーン』にはあえて入れない!

ゴルフ場では帽子が影を作って眉毛が丸く見えてしまうので、眉頭から目頭の三角ゾーンにはノーズシャドウを入れなくてもOK。鼻の付け根から小鼻まで、ブラシで優しくシャドウを入れて指でぼかします。小鼻の膨らんだところにも縦に軽くシャドウを入れると、鼻をよりスッと見せてくれます。

C.【シェーディング】輪郭が引き締まり、かっこよさがアップ!

シュッとした輪郭をかなえるためのシェーディングは、まずフェイスラインの骨に沿って乗せ、上下にぼかします。最初に乗せたところが一番濃くなるので、必ず骨部分からはじめるのがポイント。

D.【アイメイク】目尻の“く”がクールな印象を作ります

夏のラウンド中は、顔に帽子の影が落ちるので、黒を使うとキツすぎる印象になってしまうことも。アイシャドウやアイラインはブラウンを使うのが正解です。

アイホール(押すとくぼむ骨の内側)全体にCをやさしく乗せます。次にアイライナーで、インサイド(瞼の粘膜)のまつ毛の生え際を埋め、目尻にも引きます。Dのカラーを目尻に引いたアイラインをぼかすように重ね、最後に黒目の上にAのカラーでハイライトを載せると、光がぐっと集まって立体的に。

さらに印象の強い瞳にしたいなら、目尻に“く”と書くイメージで、下瞼にもアイラインを引いていきます。下瞼の1/3、黒目の外側ぐらいまで引いたら、最後にDのアイカラーでボカして、グラデーションを作ります。クールなウェアにふさわしい、カッコいいアイメイクに仕上がりました。

E.【チーク&ハイライト】輝きをプラスして完成です!

チークの場所は、小鼻と耳の穴を結んだ延長線上。その真ん中からはじめてぼかします。正円ではなく少し斜めにボカすと、よりシャープな印象に。

最後にハイライトを乗せていきます。まず、左右の眉山から眉山までイチョウの葉のような半円を描くイメージでハイライトを入れ、そこから鼻筋に下ろします。通常は鼻の真ん中あたりまでですが、ラウンドでキャップをかぶる場合、もう少し下まで下ろしてOK。次に、目のクマのところから、ツヤゾーンである頬骨まで、下から上に入れてツヤを出していきます。最後に顎先にもハイライトをオンして、完成です!

◆昨年の試合中の写真と見比べてみると…?!ますますカッコよくなりました!

河本プロも、「かなりいい感じに仕上がったと思うんですけど、どうですか?」と大満足の様子でした。

女性ゴルファーの皆さまも、気合の入るコンペやラウンドの時には、ぜひ河本プロのメイクを参考にしてみてくださいね。そして次回は、河本プロがもっと女性らしく華やかなメイクに大変身する“フェミニン・アスリート”編をお届けします。どうぞお楽しみに!

◆河本プロが旬メイクに挑戦!動画でゴルファー向けのメイクテクニックもチェックしよう☆

YouTubeチャンネル「河本結ちゃんねる」では、河本結プロ「夏のゴルフメイク」動画が絶賛公開中! メイクアップアーティスト・石井さんのアドバイスのもと、クールで旬なアスリートメイクに挑戦するプロセスや、記事ではご紹介しきれなかった河本プロの愛用コスメなど、たっぷり見ることができます。ぜひチェックしてくださいね!

◆河本結プロ プロフィール

河本結プロ 1998年8月29日生まれ。愛媛県出身。163cm。2018年7月にプロテスト合格(90期生)。2019年「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」優勝。19年度賞金ランキング6位。2020年からは米ツアーに参戦。スポーツ歴/サッカー、空手、陸上。趣味/映画鑑賞、カラオケ。好きな色/ピンク。好きなスポーツ選手/イチロー、タイガー・ウッズ、トミー・フリートウッド。日本体育大学在学中。リコー所属。(写真/Getty Images)

◆コーセー メイクアップアーティスト・石井勲氏 プロフィール

テレビCMやポスター、雑誌広告の撮影現場でのメイクディレクション、シーズン毎のメイクアップデザインの提案の他、様々なイベントや美容セミナーの講師も務めるメイクのスペシャリスト。アーティスティックスイミング日本代表のメイク監修やフィギュアスケート選手への“落ちない”メイク指導も行うなど、アスリート達からの信頼も厚い。

◆今回使用したアイテムはコチラ♪

【A】ファシオ パワフルステイ アイブロウ ペンシル¥1,400、【B】ジルスチュアート ブロウ&ノーズシャドウ パウダー¥3,200〈編集部調べ〉、【C】エスプリーク ハイライト&シェーディング¥2,300〈編集部調べ〉、【D】ヴィセ リシェ グロッシーリッチ アイズ N¥1,200〈編集部調べ〉、【E】ファシオ ウォータープルーフ チーク¥1,400

撮影/竹井美砂子