秋のゴルフシーン真っ盛りの今は、暑さ寒さを気にせずプレーに鬼集中し、日頃の練習の成果を試す絶好のチャンス。というわけで今回は、レジーナ読者が「戦略性が高く、腕試しに最適」と推薦の声を挙げたゴルフ場を厳選して紹介します。
ゴールデンバレーゴルフ倶楽部（兵庫県）
ゴールデンバレーゴルフ倶楽部
住所／兵庫県西脇市鹿野町字比延山1353-9 TEL／0795-23-0681
コース／18H・7,253Y・PAR72 プレー料金（キャディ付き・～11月30日）／平日￥29,300、土日祝￥42,830
【Reginaゴルフ女子の推しコメント】
「コースレートがすごいけれど、風景も抜群に美しい」
「ここでプレーしたこと自体が自慢のネタになる」
「難しい。でも、ゴルフの醍醐味が味わえる」
◆R･T･ジョーンズJr.との“野外チェス”に挑む！ 紅葉狩りプレーも大人気
ゴールデンバレーゴルフ倶楽部を設計したのは、「ゴルフは野外でするチェスゲーム」だと考える名匠ロバート･トレント･ジョーンズJr.。すなわちプレーヤーと設計家の知恵比べですから、次の一手をどこにどう打てばいいのか、常に駆け引きをしながら攻めていく必要があります。
とはいえ、このゲームはなかなかにタフなものになるかもしれません。コースの難易度を表すコースレートは、なんと77.4（平均は70～71）。自然の姿をとどめたクリークは18ホール中16ホールにからみ、バンカーやマウンドが絶妙な場所でガード。誰もが“対戦相手”の強さを実感することでしょう。
しかし、ゴルファーのレベルに応じて楽しめるよう、こだわりがしっかり込められています。レディースティは、アメリカPGAとUSGAが提唱する「ティ･イット･フォワード」（ドライバーの平均飛距離によって総ヤーデージを決定する）の考えに基づいて4,500ヤードに設定されており、パー獲得も夢ではありません。
常に最高のコースコンディションをキープしている点、豊かな自然に抱かれるかのような美しい風景も大きな魅力です。
有馬ロイヤルゴルフクラブ（兵庫県）
有馬ロイヤルゴルフクラブ
住所／兵庫県神戸市北区淡河町北畑571 TEL／078-958-0121
コース／ロイヤルコース：18H・7,148Y・PAR72 ノーブルコース：18H・6,856Y・PAR72 プレー料金（～11月30日）／キャディ付き（ロイヤルコース・ノーブルコース）：平日￥22,500、土日祝￥32,000 セルフプレー（ノーブルコース）：平日¥16,000、土日祝¥21,000
【Reginaゴルフ女子の推しコメント】
「バンカーの配置や池、谷などが戦略的で攻めごたえ満点」
「難易度は高いけれど面白いので、ゴルフ経験値が上がる」
「トーナメントコースという興奮と緊張感が味わえる」
◆2027年関西オープン開催決定！ 伝統と革新が息づく名門コース
1972年に開場した有馬ロイヤルゴルフクラブは、「上田治×ロバート・ボン・ヘギー」という日本と世界を代表する設計家の競演による36ホールです。伝統と革新が共存するその設計は、50年以上にわたりゴルファーを魅了し続けています。
当初から、「名門と呼ばれるにふさわしい誇り高きゴルフ場を目指す」という思いで造られました。その志は開場の15年後、日本オープン開催という形で早くも実を結びます。以降も数々の試合の舞台に選ばれており、2024年に行われた国内男子ツアー パナソニックオープンゴルフは記憶に新しいところでしょう。
ノーブルコースは、2027年の関西オープン開催コースになることが決定しています。
「ノーブルコースの7番ショートは、当クラブ名物ホール。白砂のバンカーに囲まれたアイランドグリーンは横長で、ティーショットは打ち下ろしです。9番ロングは豪快な打ち下ろし。ロングヒッターなら2オンが狙えますが、グリーン手前の池が攻めるか・刻むかを悩ませます」（ゴルフ場スタッフ）
こんな攻略法を聞くと、自分ならこのトーナメントコースにどうやって対処できるのか、腕試しの意欲がますます高まります。
300ヤードを越えるドライビングレンジ、アプローチ＆バンカー練習場など練習施設が充実しているうえ、2025年10月に女子ロッカーと女性用浴室の改装工事が完了。
歴史と格式を感じながらも、常に進化を続ける——有馬ロイヤルは、“もっと上手く、もっと美しく”を叶える、すべてのゴルフ女子の味方です。
セゴビアゴルフクラブ イン チヨダ【GRAND PGM】（茨城県）
住所／茨城県かすみがうら市高倉1384 TEL／0299-22-6000
コース／18H・7,056Y・PAR72 プレー料金（指定昼食付き・セルフプレー・～11月30日）／平日￥13,400、土日祝￥24,400
【Reginaゴルフ女子の推しコメント】
「ハザードが非常に巧みに配置されているのがわかる」
「どのホールも個性が強く、一度プレーしたら忘れられない」
「次は何がくるのか、ドキドキハラハラしながらプレーが楽しめる」
◆個性派ホールに圧倒！ スペインの情熱がほとばしるコースに挑戦を
デズモンド・ミュアヘッドがスペインをテーマに設計したセゴビアゴルフクラブ イン チヨダについて、ゴルフ場のスタッフは、「まさに”情熱のフェアウェイ、技が試される舞台”です！」と胸を張ります。
どのホールも個性的な造形をしており、まずはその視覚効果に圧倒されるでしょう。予めレイアウトをチェックしていたとしても、実際にコースを眼の前にすると強烈な印象を受けるはずです。
さらに想像を掻き立てるのが、各ホールのデザインにちなんだ独特なニックネーム。「フラメンコ」に始まり、「ギター」「コリーダ（闘牛）」「ダリ」「ホーリィトレド（あしまった！）」など字面だけ見ても想像力をかきたてるホールが続きます。
中でも名物となっているのが、14番ホールの「ガスパーチョ」。広い池の中にアイランドグリーンがぽっかり浮かぶショートホールで、グリーンオンできなければボールは“冷たい野菜スープ”の中へ。
クラブハウスは、ディズニー映画『白雪姫』の白雪姫城のモチーフとされる、スペイン・セゴビアのアルカサル城をイメージして造られたもの。プリンセスのような優雅な笑顔でクラブハウスに戻ることができるよう、願うばかりです。
アバイディングクラブ ゴルフソサエティ【PGM】
アバイディングクラブ ゴルフソサエティ【PGM】
住所／千葉県長生郡長南町竹林10 TEL／0475-46-3333
コース／18H・6,731Y・PAR72
プレー料金（指定昼食付き・セルフプレー・～11月30日）／平日￥9,250～、土日祝￥18,850～
【Reginaゴルフ女子の推しコメント】
「深いバンカーがあって、とにかくプレシャーがかかる」
「ただ真っすぐ打つのではなく、よ～く考えて攻めることが必要」
「距離はあまり長くないけれど、難しい」
◆ゴルファーの心と技を試すかのようなD・ミュアヘッド設計の18ホール
アバイディングクラブ ゴルフソサエティは、デズモンド・ミュアヘッドの設計による18ホール。奇才と評される設計家だけに、美しいコース内には緻密、かつ大胆なワナが仕掛けられています。
まずプレーヤーにインパクトを与えるのが、大きな波のうねりのようなアンジュレーションを持ったフェアウェイ。ボールの落とし所を計算して打たないと、さらなる深みにはまることになります。
「グリーン周りにもアンジュレーションがあるため、ボールの転がりを予測し、正確なタッチで寄せることが求められます」（ゴルフ場スタッフ）
バンカーはどれも深くてアゴが高く、運よく脱出できてもまわりに配されたマウンドがボールの行方を翻弄します。
どう打てばいいのか、次はどこを狙えばいいのか……気付けば、頭の中は攻略法でいっぱいになるはずです。
そんなタフなコースに挑んだプレーヤーを癒やすのが、英国で19世紀につくられた建物を移築したクラブハウス。
英国生まれのミュアヘッドに思いを馳せながら、忘れられない1日を過ごしましょう。
【ALBA限定】お得な女性プラン特集ページはこちら
取材・文／相田英子 ※プレー料金は記載のない限り４バッグでのセルフプレー1ラウンドで、諸税込みの１人あたりの金額です
