済州島の魅力を語る上で欠かせないのが、名門ゴルフコースの存在です。アジアトップクラスのトーナメントコースとして知られる「ザ・クラブ・アット・ナインブリッジズ」、漢拏山や海を望み、自然に溶け込むような設計の「ピンクスゴルフクラブ」、そして独特の溶岩地形を活かした高難易度の「ブラックストーン ゴルフ & リゾート」。どのコースもプレーを楽しむだけでなく、ラグジュアリーな施設やホスピタリティが至福のゴルフ旅を彩ってくれます。
今回は、世界の名門ゴルフリゾートに精通した旅行代理店「エスプリ・ゴルフ」さんにご協力いただき、済州島に20以上あるコースの中から“絶対に訪れるべき済州島名門ゴルフコース”を調査。さらに、どのコースにもアクセス抜群な上に“会員以外は泊まることができない!”とされるリゾートホテル「PODO HOTEL」の宿泊レポートも合わせてご紹介します!

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【1】韓国最高峰・漢拏山のふもとに広がる超名門チャンピオンコース「THE CLUB AT NINE BRIDGES」
済州国際空港から車で約30分。ユネスコ世界遺産に登録された韓国の最高峰・漢拏山の山すそに広がる「ザ クラブ アット ナインブリッジ」は、PGAツアー公式戦「ザ・CJカップ」の開催地としても知られる、済州島を代表する会員制名門ゴルフクラブです。地元のゴルファーにも「どうやって予約を取ったの?」と驚かれるほど、予約困難なことで知られているそう。その名声は、ゴルフマガジン誌による「2015年 世界トップ100コース」に選出された実績をはじめ、数々の国際的ランキングで高評価を受けていることからも明らか。
世界中のゴルファーから「一度はプレーしたい!」と熱望されるこのコースは、設計の妙と絵葉書のように美しい景観が調和し、名門の名にふさわしい体験を提供してくれます。

丘陵コースでありながら比較的フラットで女性にとってはプレーしやすく、「芝とグリーンの境界がわからない!」と言われるほどに手入れの行き届いたコースには感動を覚えるはず。クラブハウスは、木のぬくもりを感じるモダンでおしゃれな佇まいです。

【2】挑戦心を掻き立てる最高難易度のラグジュアリーコース「BLACK STONE GOLF & RESORT」
こちらの記事でもご紹介した「ブラックストーン ゴルフ&リゾート」は、標高250mの岩の多いなだらかな山間地域に位置し、済州島の自然の地形を存分に活かした設計が魅力のゴルフ場。サウスコースは3,750ヤードの長さがあり、済州島の中で一番長く難しいコースとも言われています。プライベートクラブなので基本的にはメンバー同伴が必須。全27ホールのうち、パブリックであるノースコース以外をプレーしたい場合は、エスプリ・ゴルフを通じての予約がおすすめです。
火山岩を取り入れた独特の地形を生かしたレイアウトで、広大なフェアウェイと大胆に配置された100以上のバンカーが特徴。グリーン周辺の地形は高度な技術を求める設計になっています。戦略性が高く挑戦心が掻き立てられ、18ホールを終えるころには「また来たい! 挑戦したい!」と思わせてくれるのもこちらのコースが愛されるポイント。運が良いと、漢拏山を眺めながらプレーすることができますよ。

スループレー後には、地元の食材を使用した韓国料理が楽しめるレストランや、ゆったりとしたラウンジでリラックスすることができます。クラブハウスはラグジュアリーかつモダンなデザインで、自然光がたっぷり差し込む開放的な空間が広がります。

【3】自然と共鳴する「PINX GOLF CLUB」、クラブハウスは世界的建築家・伊丹潤が設計
寄生火山(オルム)と調和した、自然に溶け込むような美しい設計の「ピンクス ゴルフクラブ」。かの“コオリナ・ゴルフクラブ”をはじめ数々の名門コースを手掛けたテッド・ロビンソン氏による27ホールは、リンクス風の自然を活かした景観が特徴です。イースト、ウェストコースはチャンピオンコースでノースコースはやさしく、どんな腕前のゴルファーでも楽しめるのもポイント。2005年には米国ゴルフダイジェスト誌と英国ゴルフワールド誌において韓国初の「世界100大ゴルフ場」に選ばれたほか、日韓女子プロゴルフ対抗戦の開催地としても知られる、押しも押されぬ名門コースです。
フェアウェイ全体を西洋芝としたことで、コース内は季節を問わず鮮やかな緑に。その心癒される美しさとは裏腹に、グリーンのアンジュレーションや随所に配置されたハザードが戦略性を高めています。

クラブハウスや、隣接する「PODO HOTEL」はフランス・シュバリエ勲章などを受賞した世界的建築家・伊丹潤氏の設計。済州島の風土や伝統美を取り入れながらも現代的なデザインが特徴です。
アートな世界観に浸れるクラブハウスに踏み込むだけで、これから始まる特別なラウンドデーに胸が躍ります。

◆伝統とモダンが織り成す、極上の隠れ家「PODO HOTEL」
今回ご紹介した名門コースへのアクセスが抜群で、「ピンクス ゴルフクラブ」に隣接する伊丹潤氏設計の「ポドホテル」は、ぜひゴルフ女子旅の拠点に選びたい一軒。会員制の高級施設で、各名門コースへのアクセスが良好で、目の前にはピンクス ゴルフクラブの練習場も広がります。非日常のゴルフステイを楽しめる、憧れのラグジュアリーホテルです。
平屋造りで、なだらかな曲線を描く屋根を上から見ると葡萄のように見えることから、韓国語で「ポド」と名付けられたそうです。1300万坪の敷地面積に、部屋数はわずか26室。空間を贅沢に使って設計された、済州島の風土と現代アートが調和する洗練された佇まいで、ワンランク上のプライベートステイを満喫できます。

ポドホテルの魅力のひとつが、全ての部屋で楽しむことができる済州島唯一の天然温泉。にごり湯の温泉「アラリ美人の湯」は新陳代謝を促進し、美肌や疲労回復の効果が期待できます。女優ミラーやブルガリのアメニティもうれしい。

ロビーやレストランから客室まで、天井が高く、木の温もりを感じる広々とした空間がどこまでも広がるポドホテル。異なる魅力を持つ3つのルームタイプから、ステイプランに応じてお部屋を選ぶことができます。ホテル内にたったい1室だけの特別なスイートルームには、半露天風呂が設けられ、贅沢なひとときを演出。自然湿地庭園を望む韓室には癒しのヒノキ風呂が備わり、さらにオンドル床が敷かれた温かみのある空間になっています。また、シンプルで感覚的なインテリアが揃う洋室は、居心地の良さを大切にした設計に。目の前には開放的なテラスが広がり、女子旅をますます盛り上げてくれそうです。

アフターゴルフは、済州島の名産品“みかん”をいただきながら、女子トークに花を咲かせるのも旅の醍醐味。

【COLUMN】ホテル裏手には美術館も! 「PODO ミュージアム」
ホテル敷地内の「ポドミュージアム」も合わせて楽しみたいスポット。2022年には人気アーティストBTSのジミンさんが訪れたこと話題を呼びました。ポドホテルに宿泊すれば割引価格で入場することができます。

現代アートを中心に、彫刻、絵画、映像、インスタレーションなど多岐にわたるジャンルを楽しむことができます。ミュージアム全体が済州島の火山地形や海の景観を彷彿とさせるデザインで、アートのような洗練された佇まい。定期的に企画展も開催され訪れる度に新たな発見があること間違いなし。アートをただ観るだけではなく、五感で感じる文化空間として訪れる人々を魅了します。カフェやユニークなお土産を買えるショップも充実していて、旅に彩りを添えてくれますよ。


◆済州島を、安心・安全・ラグジュアリーに楽しむなら「エスプリ・ゴルフ」
済州島ゴルフ旅を楽しむなら、国内外のゴルフツアーのパイオニア「エスプリ・ゴルフ」での予約がおすすめ。オリジナルプランの提案や多彩なパッケージツアーを提供し、ゴルフツアー専門の「エスプリ・ゴルフ」でしか予約ができないと言われるゴルフ場も……! 2024年には「ワールド・ゴルフ・アワード」でダブル受賞の実績もあり、信頼性抜群。代表は女性ゴルファーなので、安心感もさらに高まります。
写真/Regina編集部、Adobe Stock 取材協力/エスプリ・ゴルフ ※ゴルフ場や施設の最新情報は、各オフィシャルサイトをご確認ください。