スコアアップの近道は、アプローチが得意になること☆ ステージが上がる!ウェッジ講座【1】

ひたすらウッドでグリーンに寄せたら、アプローチで乗せて、2パットで上がれば上出来! これが多くの女性のゴルフ。でもこれって絶対パーは取れない計算。なんだか夢がない…。そんな女性は今すぐトライ! アプローチを知れば、ゴルフが確実に変わります。

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特徴と選び方を知りたい!単品ウェッジ入門

ヘッド形状やシャフトが同じで、長さや重さの流れもいいのがセットウェッジの魅力。でも、「さらなるレベルアップを」と感じたら、種類が豊富な単品ウェッジに変えてみてはいかが?

ココが違う!セットのウェッジと単品ウェッジ

長さが違う! ~ひとつ上の番手より短いものを~

女性用のセットのウェッジは、全体的に短め。ユニセックスな単品ウェッジはそれよりも長いことが多いので、握る位置によって距離の打ち分けがしやすくなります。ただし、アイアンとのバランスが大切なので、一番手上よりは短いものを選びましょう。

重さが違う! ~重い方がミスが出にくい~

単品ウェッジのヘッドは、セットのウェッジより重くなっています。ウェッジはフルショットするクラブではないので、じつは重い方が、上げて下ろすだけのシンプルスイングになりやすく、女性のありがちなミスを減らしてくれます。

カタチが違う! ~ヘッド性能が違う~

アイアンの延長でやさしく打てる、というイメージのセットのウェッジとは違い、単品ウェッジはスピン性能やソールの抜け方など、さまざまなライからでも、より繊細なアプローチがしやすいようヘッドが設計されています。

1本なら56度。2本目は50度がおすすめ

SWと同じ56度がもっとも打ちやすい

同じモデルでも、たくさんのロフトがある単品ウェッジ。どれを選ぶか迷いますが、ほとんどのセットのSWと同じ、56度をおすすめします。非力な女性は細かいコントロールがしにくいので、それよりロフトが大きくても小さくても難しくなるからです。もしもう一本、というならAWに匹敵する50度を入れましょう。

指導/菊地明砂美プロ

1985年生まれ、北海道出身。親の影響で10歳からゴルフを始める。2010年にプロテスト合格。レギュラーツアーシード権を目指し、ステップアップツアーで奮闘中。今年から、ツアープロコーチ石井忍プロ主宰の「エースゴルフクラブ」で幅広いゴルファー相手にレッスンを行う。妹は菊地絵理香プロ。遠藤電設所属。

Regina 2019年初夏号より抜粋 撮影/村上悦子 エディター/たかはしよし子 撮影協力/カレドニアンゴルフクラブ