「クラブフィッティングは、もっと上手くなってから」。そんな思い込みはありませんか?
フィッティングでクラブを選ぶということは、自分のニガテをクラブで補うということ。自分に合うクラブを知り、上手に頼ることで、悩みを効率よく解消し、スコアアップにつなげることができます。

今回は、年間70ラウンドをこなすツワモノ女性ゴルファーの千尋さんが「グラファイトデザイン」の「試打フィッティング」を体験。昨年9月にオープンした「GRAPHITE DESIGN FITTING BASE(グラファイトデザイン フィッティング ベース)」を訪れました。

ショットのブレが気になって…。クラブを短く持ちすぎていた
千尋さんは年間70ラウンドをこなすアクティブなゴルファーですが、純正シャフト以外を使った経験はほとんどないと言います。「アイアンの精度を上げて方向性を安定させたい」とのことで、今回はアイアンのシャフトフィッティングを受けることに。千尋さんがトライした「試打フィッティング」の流れは以下。

千尋さん「私自身、クセのあるスイングだと思うんですけど、アイアンの楽しさを知りたくて。今までシャフトを打ち比べたことがなかったので楽しみです」
まずはマイクラブでショットを確認していきます。

岩本フィッター「フェード系のボールで、右方向に飛んでいる印象です。まずは計量モデル『Lia(ライア)』を試してみましょう。1W(ドライバー)のヘッドスピードが40m/s以下の方向けの軽量モデルで、女性でも使えるシャフトです」
ここで岩本フィッター、千尋さんがクラブのグリップエンドをかなり余らせて持っていることに気がつきました。岩本さんによると、クラブを短く持ちすぎることもミスを誘発する原因にもつながるといいます。

千尋さん「長く持つとショットがブレてしまう気がして、短く持つクセがついてしまって…」
岩本フィッター「千尋さんのショットのデータを見ると、アタック角がかなりダウンブロー(ボールを上から叩くイメージ)になっています。クラブを短く持つことでボールとの距離が近くなり、クラブ性能が活かしきれないんだと思います。これでは球が上がらないし、距離も出なくなりますので、もう少し長く持つ練習をしてみましょう」
シャフトの違いで、振り心地が大きく変わる

まず試した軽量モデル『Lia』は、マイクラブより硬くインパクトが早くなり、ダフり気味のショットに。続いて登場した『秩父弐』は、グラファイトデザイン本社・工場がある秩父に由来するモデル。印象的なネーミングと高級感あるデザインに千尋さんのテンションも上がりますが、先調子の振り心地は好みではない様子です。さらに60g台の『RAUNE』も試しますが、こちらは少し重く感じる結果になりました。
千尋さん「ほんの数グラムの差やしなり方の違いで、こんなに振り心地って変わるものなんですね」

次に試したのは、ロングセラーモデルの『ツアーAD IRON 50』。ツアーAD IRONシリーズの中でも最軽量のアイアンシャフトで、ビビッドなブルーとピンクのカラーリングも目を引くモデルです。
千尋さん「これ、打ちやすいです! すごく気持ちよく振りぬけます」

岩本フィッター「ボールに当たった感じもいいですね。千尋さんはテークバックがゆっくりで、トップからダウンスイングにかけてシャフトに負荷をかけるタイプです。こういう方は手元側が少し動いてくれる、粘り感のあるシャフトのほうが合うんです」
千尋さん「私のスイングに合わせて、まったり動いてくれるシャフトも見つかったし、安心感が持てるようになりました。ミスを減らせるように、クラブを今より少し長めに持って振る練習も重ねたいと思います!」
信頼できるギアと出合うことでミスが減り、安心感が生まれる。その結果、スイングの悪癖の改善にもつながっていく。自分に合うシャフトが、そんな好循環を生み出してくれる……そう感じさせてくれるフィッティングとなりました。
千尋さんが見つけた“最高の相棒”

フィッティングでチョイスしたアイアンシャフトは
『ツアーAD IRON 50』フレックスL
千尋さん「普段は意識していないようなシャフトのあれこれを丁寧に説明していただけて、とても良い経験になりました。自分では同じように振っているつもりでも、シャフトによって振り心地や当たった感じがこんなに違うんだと驚きました。
『ツアーAD IRON 50』はピンクのカラーもあるので、リシャフトするときはそちらにしたいですね。“クラブのことがわからないからフィッティングは躊躇してしまう”という方がいたら、そんな方にこそぜひ、フィッティングを受けてほしいと思いました! 」
フィッター・岩本さんからのメッセージ

「千尋さんはダウンスイングでシャフトにしっかり負荷をかけるタイプであることがわかりました。こういったタイプの人は、手元が硬すぎるものだとタイミングが合いにくくなります。それが原因で、先調子のものが合わずにミスを誘発してしまっていたようです。
もしかすると、マイクラブでもそういった傾向が出ていて、短く持って打つようになってしまったのかもしれません。自然に振り切れるシャフトを使うことで、安心して長く持って振れるようになれば、飛距離も伸びるし、気持ちよくスイングができるようになると思います。
打ち比べる中でシャフトの違いを体感してもらえたようで、良かったです!」
さあ、フィッティングへGO!【GRAPHITE DESIGN FITTING BASE】
GRAPHITE DESIGN FITTING BASE(完全予約制)
東京都墨田区吾妻橋2丁目11-2 3階
都営浅草線 本所吾妻橋駅 徒歩4分/東京メトロ 浅草駅 徒歩7分
電話での問い合わせは本社営業部: 0494-62-1170まで
ツアープロが秩父テストセンターで行っているものと同レベルのシャフトフィッティングを、もっと気軽に受けて欲しいとの想いから作られたゴルファーの秘密基地。建物の3Fに位置していますが、1Fはまるでカフェのような外観で、ここには「シーグランデ」という施設が入り、工房としてフィッティングで選んだシャフトを組み立ててくれる役割を担っています。2Fには森守洋ツアーコーチが主宰するレッスン拠点「浅草ゴルフスタジオ」、3Fの隣のブースは「コブラプーマ」のフィッティング施設になっており、建物全体がゴルファーのために機能する施設となっています。

丁寧な問診とカウンセリングとともに、高精度な弾道・クラブ挙動計測機(GCQuad)を使用して、計測データを確認しながら、ベストなシャフトを見つけ出してくれます。問診・マイクラブのスペック計測をし、悩みや課題をヒアリングした上で複数モデルをテストして、最適なモデルとスペックを探し出します。
こちらでご紹介したドライバーのプレミアムフィッティングを受けてから、他の番手のフィッティングとしてこちらを受けると、スイングの特徴(シャフトの使い方)データが取れているので、よりスムーズなフィッティングにつながります。
試打用シャフトはグラファイトデザインの全モデル・スペックが用意され、試打ヘッドはCobra Golf(ウッド類)とRomaro(アイアン・ウェッジ)で試せます。有料ですが、当日リシャフトをお願いすれば、シャフト代金と工賃のみになり、フィッティング料金は無料になります。
試打フィッティング(右利き:全番手OK、左利き:ドライバーのみ): 所用時間:約60分 ¥6,000(税込)※クレジット決済のみ
撮影/村上悦子 取材・文/下山江美








