【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.25

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

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◆「私より年収の低いカレ。最近、“払ってもらって当たり前”な感じになってきて……」

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ゴルフが好きな、年下のカレ。ただ、私より年収が低く金銭的に余裕がないので、ゴルフ代などは私が出してあげることが多く、私はそれでもいいと思っています。

思っていたのですが……。初めのころは申し訳なさそうにしていたのに、最近は「出してもらって当たり前」という態度に変わってきました。せめてお礼の言葉でもくれれば気が休まるのですが、それもありません。私もときどき「なんで私ばっかり」と思うようになってしまい……。

結婚も考えているのですが、もやもやしたままでは不安です。カレに態度を改めるようきちんと気持ちを話すべきでしょうか。私が甘やかしすぎたのがいけなかったのでしょうか。(医師 まみこ35歳 独身 ゴルフ歴5年)

◆日本人男性にアウトプットを要求するのは極めて困難

男って、なにかしてあげても、いずれ“当たり前”になりがちなの。 とくに日本人男性の多くは、アウトプットがすごくヘタ。

女は察してもらいたい生き物。だから、「いつもありがとう」とか、それが安い店でも「たまにはごちそうさせて」とか、ハンカチ一枚でもプレゼントしてくれるとか。感謝の気持ちを言葉にしたり、行動に示してくれるだけで報われるのに、彼らはそれができない。

だから、「なんで私ばかり……」「なんのためにこんなことしてるのかしら」ってなっちゃうのよね。 でも、日本人の男にアウトプットを要求するのは極めて難しいのが現実なの。

◆よほどのことがないかぎり、人は変わらないわよ

そんな男たちは、ゴルフにかぎらず日常生活でも同じはず。だからたとえいま、カレのことが大好きでいずれ結婚したとしても、たぶん過酷な結婚生活が待っていると思うの。

どんなに好きでも、愛情表現のできない人との生活は、ストレスばかりで、ものすごくツライものよ。あなたがそれをガマンできるかどうかにかかってくる。“ガマンしたくないから、カレを教育する”という手もあるけれど、私の経験上、人間はそうカンタンには変わらない。自分のせいで誰かが死んじゃったとか、自分が死に目に会ったとかでもないかぎり、変わらない。変えようと思うのはハッキリ言ってムダだと思うわ。

ひと昔前までは、女性は男性に経済依存しないと生きていけない時代だったから、イヤな男でもガマンしてついていくしかなかったけれど、今は違う時代よ。

しかもあなたは、人のゴルフ代を払えるくらい甲斐性があるんだから、男に経済依存しないでも生きていけるはず。キツイようだけど、感謝の気持ちをアウトプットできない男とは、つき合わない方がいい、ましてや結婚なんて、地獄が待っているだけよ。

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!