【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.24

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

「私より少しうまい男性に敵意をむき出しにされて……」

まだ100を切ったことがない、アベレージゴルファーです。「ヘタなのでご迷惑おかけしないようにします。いろいろ教えてください」と、あらかじめお伝えしてプレーに入るので、みなさん親切にしてくださいます。

が、私がたまたま調子よく前半を終えたりすると、平均スコアが100前後の男性が、急にてのひらを返して敵意をむき出しにしてくることがあります。大きい声で「君には負けられないな」って言って来たりして……。ちょっとイヤな感じです。

私的には、ヘンに遠慮してせっかくの調子を崩すのが嫌なので普通にプレーしますが、これって大人げないでしょうか。そんな時どんなふうに対応したらいいでしょうか。
(金融関係勤務・まーこ 30代 独身 ゴルフ歴2年)

男はプライドの生き物。中途半端はつけこまれるだけ

基本的に、男はプライドの生き物。だから、未熟な男ほどメンツが保たれないと、精神バランスをキープできなくなっちゃうの。残念ながら、女に負けることを受け入れられない、時代錯誤な殿方がまだまだいるのも事実よね。

そういう場面の対処法はふたつ。

ひとつは、へりくだって、わざとミスして負けて男を立てる。でも、あなたにそれはできないでしょ?もちろん、する必要もないけどね。

結局、するべきことはひとつ。日々練習して、男がぐうの音も出ないほど、ぶっちぎりの成果を出すことよ。男って順位をつけたがりがち。強く出て威圧することで、女子をひるませて優位性を保つクセがある男は結構いるの。そういう男にとって、100を切るとか切らないとかの中途半端なレベルの女子は、かみつくのに格好の対象なのよ。

だいたいその男も100切りレベルなんでしょ。そんな男になめられないためには、同じティから10打も差をつけるくらいぶっちぎって、ケチョンケチョンにしてやんなさい。そうすれば、男はあなたを尊敬するし、立ててもくれるはずよ。

銀座のママ友の中で、どんな男もゴルフで勝てないママがいるんだけど、実際、男たちにリスペクトされているわ。
そのママは、一時期毎日練習に通って腕を磨いたの。夜の銀座で、ゴルフは大事な営業ツール。若い時はいいけど、ママになって貫禄が出たとき「やだー、どうしよう」なんて言ってたら、気持ち悪いって思われるだけだからね。

男のプライドもひれ伏すくらい、ぶっちぎる努力を

仕事も同じよ。男女一緒のフィールドでイス取りゲームをしている今の時代。アラフォーになって社会的なポジションも取れてきたなら、あらゆることで男のプライドもひれ伏すような成果を出す。そういう気持ちで男と戦わないとダメよ。

だいたい、100切りレベルの勝った負けたで悩んでいる段階で、アウト! 人生の努力が足りないわ。そんなんじゃ人生が停滞しちゃうわよ。停滞は未来の衰退。常に進化あるのみ。人間、進化しかないの。

人生の高みを目指して、ゴルフも仕事もぶっちぎってちょうだい!!

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!