【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.17

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

「服がダサすぎる彼氏をなんとかしたい!」

私のカレ。自慢じゃないけどゴルフがうまくて、やさしくて、30代後半にしてはスラっと細マッチョでイケてます。正直、結婚も考えています。ただひとつだけ、どうしても気になることが……。

カレのファッションがとてつもなくダサいんです。たとえば普段着なら、ダメージデニムにゴールドのチェーンをつけちゃったりしています。そしてゴルフウェアになるとダサさがさらに炸裂。ブルーのポロに赤いパンツ、ベルトはゴールドの大きなバックル付き。加えて首には、ゴールドのネックレス……。しかもカレ自身は、自分のファッションを誇らしく思っているようです。

できればカレのプライドを傷つけないように指摘してあげたいのですが、いい方法はありますか?
(ネイリスト・リナ 30代 独身 ゴルフ歴4年)

男に直球を投げちゃダメ! 肯定しつつ、新たな提案を

私だったら頭からツマ先まで、全身コーデをそのままプレゼントしちゃうけど、なかなかそうもいかないとして……。

まず、知っててほしいのは、“男は打たれ弱い”ってこと。
だから、いくら気心知れた彼女でも、「そのカッコ、ヘン」とか「ダサすぎるからやめて」とか、直球を投げては絶対にダメ。カレを傷つけるだけよ。

たとえば、「○○君はスタイルがいいから、こういう路線も似合うと思うよ」という風に、否定の言葉を使わず、カレのファッションを肯定する体で、アナタ好みのファッションをススメてみてはいかがかしら。

もしくは、キャップやシャツなど1アイテムをプレゼントして、「今度これに合う服を見に行こうか」という具合に一緒にショッピングに行くとかね。プレゼントされたら、一度は身に着けるはずだから、ファッションの方向転換のいいきっかけになると思うの。

今までと違うブランドを身に着けることで新しい自分を発見したり、みんなに「カッコいい」って言われるようになったら、カレのセンスも徐々に変わってくるかもしれないわ。

自分の好きな服を堂々と着ることができるって、魅力のひとつかも

とはいえ、アナタの助言を聞くか聞かないかはカレ次第。いろいろ提案してみても、カレが自分のファッションをやめないなら、アナタがガマンするしかない。
そもそも、アナタのセンス自体なんぼのもんなのかしら? カレが好きで着てるんだから、そのままでいいじゃない。だいたい日本人って、他人のお洋服のセンスについてすごくあーだこーだいうけど、余計なおせっかいだと思うのよね。

ゴルフがうまくて、やさしくて、他人になんて思われようが堂々と自分の好きな服を着て楽しむカレ。十分カッコいいじゃない。私はそんな男性をステキだと思うわよ。

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!