令和の女性ゴルファー・会員権購入への道【3】「正会員と平日会員、オススメなのはどっち!?」

ほとんどのゴルフ場でネット予約が可能になり、プレーをするだけならゴルフ会員権を購入する意味があまりなくなった昨今。そんな令和の時代にゴルフ場メンバーになる意味とは? ゴルファーが本当に知りたかった会員権の疑問を深掘りしていきます!

入口 花子(いりぐち・はなこ)/神奈川県横浜市在住の45歳。広告代理店・マーケティング部の部長。30代を機にゴルフを始め、現在は月2~3回の頻度でラウンドを楽しむ。一緒に行くのは、仕事仲間や女友達。ゴルフを通じて知り合った旦那がいるが、上司や同僚とのラウンドが多く、最近は一緒にラウンドする機会がめっきり減少。この先、夫婦で一緒にゴルフを楽しむためにも、ゴルフ会員権の購入を検討中。

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正会員と平日会員、オススメなのはどっち!?

会員権購入における優先順位を教えてもらった入口花子。次なる悩みは「正会員」になるべきなのか、それとも「平日会員」で十分なのかということ。そこで、会員権のプロに違いをじっくり聞いてみた。

正会員が断然オススメ! 令和時代ならではの理由とは!?

入口花子(以下・入口) 次に教えて頂きたいのが正会員と平日会員についてです。正会員になるのがいいのは分かるのですが、平日会員でも土曜日プレー可能なゴルフ場も多いので、それで十分な気もするのですが……。

M治ゴルフS水さん(以下・S水) その通りで、土曜日プレーできる平日会員権も非常に多いです。会員権の価格はもちろん、名義変更料や年会費も安いので、興味を持たれるお客様は多いです。しかし、予算が許すのであれば、我々は迷わず正会員になることをお勧めします。

入口 名義変更料や年会費も安い、しかもプレーフィは正会員と変わらない平日会員。競技に出る予定がなくて、日曜日にプレーしないゴルファーなら、絶対に平日会員のほうが良さそうな気がするのですが。

S水 確かに最初は平日会員の方が魅力的に感じるかもしれません。しかし、実際にコースへ通い続けると必ずゴルフ仲間が出来ます。「今度の日曜日、一緒にラウンドしようよ」なんてお誘いを受ける度に、平日会員という事を理由に断らなくてはならないのも、結構苦痛だったりします。ゴルフ場に通えば当然実力も上がるので、競技に興味の無かった人でも実力を試したくなることもあります。もちろん、入口さんの職業が美容師や不動産屋など平日にしか休みを取れないのであれば、正会員をオススメすることはありません。しかし、基本的に土日が休みである会社員であれば、ちょっと背伸びしても正会員にするべきだと思います。

入口 実際、正会員と平日会員だと会員権価格にどれほどの差があるのですか?

S水 もちろんゴルフ場によって違いますが、一般的に平日会員価格は正会員価格の60パーセントが相場と言われています。バブル時代のように正会員が1億円すれば、平日会員は6000万円でその差は4000万円と大きな金額になります。昨今はそんな高額な会員権はほとんどないですから、価格差は数十万円というゴルフ場がほとんどです。昔のように、「まずは平日会員になって、ゆくゆくは正会員にステップアップする」というスタイルは必要なくなったのです。

メンバーライフはもちろん、資産価値としても正会員の方がいい

入口 「日曜日にゴルフをすることは絶対にない」という人以外は、平日会員になる理由が希薄なんですね、最近は。

S水 経験上、平日会員を購入された多くの方が、正会員に変更していますね。平日会員から正会員になるには、再び名義書換料などを支払う必要があるのでお金が結構かかります。従って、最初から正会員をオススメしているというわけです。

入口 それ以外にも私が正会員を選択した方がいい理由はありますか?

S水 まず、入口さんの45歳という年齢ですね。定年まで後20年あります。平日の利用がメインとならないのであれば、正会員にすべきです。さらに資産価値としても正会員のほうが高いといえるでしょう。

入口 最初はまず平日会員から、という考えは間違っていたんですね。

S水 必ずしも間違っているとわけではありませんが、最近のスタンダードは「最初から正会員」であることは間違いないです。土曜日と日曜日ではゴルフ場の雰囲気も違います。メンバーシップを満喫する、という理由からも予算が許すのであれば正会員を購入すべきだと思いますね。

入口 ちょっと無理をしてでも正会員、ということですね。とってもに参考になりました!

ゴルフ会員権について知りたいことがあれば、明治ゴルフまで!

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イラスト/長谷川まき