【菊地絵理香プロの右手練】右手の使いすぎを抑制してダフリやトップを防ごう

「スイングチェック、スイング作りをするうえで片手練習はとても重要です」というのはツアープロコーチの石井忍。実際、ほとんどの女子プロが今でも練習前のルーティンに取り入れているそう!彼女たちがどこに気をつけて練習しているのか、その実態を聞いてみました♪

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◆右手の使いすぎを抑制する

ダウンスイングで右腕に力が入ると、ダフリもトップも出ます。右腕をおとなしく使うトレーニングとして私が取り入れているのが右手練。注意点は、右ヒジを体から離さずにクラブを振り下ろすこと。インパクトで最初に「カツッ」と音がした後、ヘッドが芝に接地すればOK。「カツッ」だけではトップ、先に芝に接地したらダフったということです。打球音に注目すると成否が分かりますよ。

ダウンスイングで右腕に力が入ると、ヘッド軌道が乱れてダフリやトップが出やすくなる。右ヒジを体から離れないように使うと、インパクトが安定する。

◆教えてくれたのは…

菊地絵里香 きくち・えりか/1988年生まれ、北海道出身。165cm。ティーチングプロの父の影響で6歳からゴルフをはじめる。2008年、プロテスト合格。15年「KKT杯バンテリンレディス」で悲願のプロ初優勝。以後、16年「スタジオアリス女子オープン」、17年「Tポイントレディス」と、3年連続で勝利。8年連続でシード権を獲得中。20年の最終戦「リコーカップ」にも出場。プライベートでは、19年にプロキャディの新岡隆三郎氏と結婚。20年度賞金ランク27位。 クラブ/タイトリスト ウェア/23区ゴルフ 所属/オンワードホールティングス  

解説・指導  石井 忍 いしい・しのぶ/74年生まれ、千葉県出身。数多くのツアープロのコーチを務める一方で、アマチュアの指導にも力を入れている。エースゴルフクラブ主宰

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ALBAドライバー・アイアン・アプローチぜんぶ女子プロに教わろう! 2020年版掲載 編集/島村涼 撮影/相田克己 岩本芳弘 上山敬太 河橋将史 佐々木啓 鈴木祥 福田文平 富士渓和春 村上航 山上忠 米山聡明

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