堀 奈津佳プロがレッスン【2】 力がなくても、小柄でも「200ヤード超え」はできる!

身長159センチと比較的小柄ながら230ヤードを飛ばす堀 奈津佳プロが、飛距離に悩む女子の悩みを解決。その答えはカラダの使い方にありました。今回は、スイングのパワーをより効率よくボールに伝えるための、もうひとつのポイントをご紹介します。

腕に力を入れたらダメ! ボールにパワーを伝えるには「手元はカラダの近く」が正解

右股関節から左股関節への体重移動を体感できたら、今度はインパクトで意識しておきたいことがあります。それは、ダウンスイングで右ヒジがたたまれ、インパクトで手元がカラダの近くを通ること。このカタチができればボールに最大限のパワーが伝わり、大きく飛ばすことができます。

カラダの近くを手元が通ることで、ボールにパワーが伝わります

カラダの近くを手元が通ることで、ボールにパワーが伝わります

【練習1】右手で左手首を持って素振り

ボールを打つ前や、鏡を見ながらやってみましょう。自分ではわかりにくい正しい右ヒジの使い方がクリアになりますよ。

ボールを打つ前や、鏡を見ながらやってみましょう。自分ではわかりにくい正しい右ヒジの使い方がクリアになりますよ。

いつものようにアドレスをしたら、左手首を右手で持ってトップを作り、ゆっくりとシャドースイングをします。こうすることで、自然に右ヒジの角度が正しくなり、右腕がカラダの近くを通りながら上って下りる感覚をつかめます。上半身の力が抜ける感覚や、クラブが勝手に下りてくる感覚を体感できるので、私もよくやる練習です。

【練習2】右手の親指と人差し指を離してスイング

手元がカラダの近くを通るインパクトをより高めたい人は、右手の親指と人差し指をグリ
ップから離した状態でゆっくりテークバックしてみましょう。こうすることで、切り返しでつい力が入ってしまうクセが抑えられ、カラダに近い位置に手元が自然と下りてくるようになります。
撮影/福田文平 取材/たかはしよし子 撮影協力/スワンナプーム・ゴルフ・アンド・カントリークラブ

【練習2】右手の親指と人差し指を離してスイング